リボン&テープで手軽に春らしさを演出する「クッションカバー」の作り方

sg_046p07_03

かわいさがギュッと詰まったリボンやテープは、ラッピングに使うだけではもったいない!春になって、部屋の模様替えを考えたとき、クッションカバーを取り替えるというのはいかがですか?春らしい色合いの布を使ってもいいのですが、お気に入りのリボンやチロリアンテープを使えば簡単にクッションカバーができますよ。生地にはさらさらした手触りが心地いいリネンを使いました。オフホワイトのリネン地に、お気に入りのリボンやチロリアンテープを縫いつけるだけです。サイドで蝶結びするリネンテープがアクセントになっています。

 

リネンとリボン&チロリアンテープで作る「クッションカバー」の作り方

【材料・道具】(30cm×30cmのヌードクッション用)
・リネン地(オフホワイト)53cm×32cm、(黄緑のギンガムチェック)8cm×32cmを2枚
・チロリアンテープまたはリボン(黄色~緑系の好みの色柄 ):a・b幅1cm、c幅5cm、d幅 1.2cm 各32cm
・幅2cmのリネンテープ(生成り)32cmを2本、幅1cmのリネンテープ(生成り)20cmを6本
ミシン、ミシン糸(白、チロリアンテープ 、またはリボンの地色と同色)、まち針 、ペン型またはペンシル型チャコ、定規、アイロン、アイロン台

【作り方】※単位はcm。
1.オフホワイトとギンガムチェックのリネン地の裏側、端から1cmのところに、ぐるりと1周でき上がり線を引く。

2.オフホワイトのリネン地の表側に 、チロリアンテープまたはリボンを4本 、図の位置に縫いつける。

3.2の両端に、ギンガムチェックのリネン地を、中表(布の表側どうしを合わせる)にして縫い、2枚一緒にジグザグミシンをかける。

4.縫い代をオフホワイトのリネン地側 に倒し、表側から、押さえミシンをかける 。
※反対側も同様に作業する。
sg_046p07_08_koso_02_02

5.ギンガムチェックのリネン地の端を 裏側に1cm折り、折り山に揃えて幅2cm のリネンテープをのせ、幅1cmのリネンテープを図のように3本はさんで縫う。
※反対側も同様に作業する。

6.5を中表に二つ折りにし、上下を縫い、2枚一緒にジグザグミシンをかける。表に返す 。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
sg_046p09_10_koso_02

春から初夏にかけて小さな花を咲かせるカモミール

今回は、オフホワイトのリネンに黄色やグリーンの春らしいリボンとチロリアンテープを縫いつけて、お花畑を思わせるクッションカバーに仕上がっています。まるで春から初夏にかけて、小さな白い花をたくさん咲かせるキク科のハーブ、カモミールのお花畑のような雰囲気です。カモミールには保湿やリラックス効果があるとされ、ハーブティーとして飲んだり、アロマオイルをお風呂にたらしてその香りを楽しむ人もいます。

カモミールには主にジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類があるそうで、ハーブティーに用いられる多くはジャーマンカモミールなのだとか。青りんごを思わせるフレッシュでフローラルな香りが魅力で、リラックスを誘う効果があり、寝る前に飲むのもおすすめ。春に環境が変わって心が落ち着かないという人は、手作りのクッションにもたれながら、ゆっくりハーブティーを飲む時間を過ごすと良さそうです。

 

 

 

この作品は、2009年3月号『はんど&はあと』P46の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:南雲久美子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る