お部屋のイメージチェンジに!パッチワークで「タペストリー」を作る

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パッチワークに少し慣れてきたら、お部屋のインテリアになる1枚を作ってみましょう。初心者ならナチュラルカラーをベースにした、こんなタペストリーがおすすめ。四季を通して飾れますし、ナチュラルな風合いがほっとくつろげる空間を演出してくれます。

パッチワークを縁取るのはバイアステープです。布目に対して斜め45度に裁ったものを「バイアス布」といい、この布を使いやすいように折り筋を入れてテープ状にしたものがバイアステープです。布がのびるので、縁取りをするのに便利です。今回は縦幅約43センチ、横幅約31センチのパッチワーク布を縁取りますから、少々長めのバイアステープが必要です。手芸ショップなどでも購入できますが、手作りも可能ですのでぜひチャレンジしてみてください。

 

長いバイアステープの作り方

長いバイアステープが必要な時は、同じ幅のバイアス布を必要な長さ分になるように数本裁ち、それをつなげて作ります。
1.「コースター」の23を参照して、バイアス布を2枚用意する。縦地どうしを中表(布の表と表が合うよう)にして、縫う。

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2.縫い代を割り、アイロンで押さえる。はみ出した部分をはさみでカットする。

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パッチワークで作る「タペストリー」の作り方

【ピースの型紙】
※単位はcm。
まずは厚紙を使って、以下の図を参考に型紙を作ります。外側の線が断ち切り線、内側の線ができ上がり線です。
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【材料・道具】

表布:a(ベージュ)16.8cm×22.8cmを2枚
・ピースb〜e各12.3cm×9.3cm〔b(白のレース地)、c(オフホワイトにベージュのチェック)、d(ベージュに白の水玉)、e(オフホワイト)〕、f〜n各8.8cm×6.8cm〔f・m(オフホワイトにベージュのチェック)、g・k・l(オフホワイト)、h・j(ベージュに白の水玉)、i・n(白のレース地)〕

裏布:(オフホワイト)31.8cm×43.8cm
・バイアス布:(白地にベージュの水玉・幅3.6cm)160cm
・キルト芯(厚手)31.8cm×43.8cm
・リボン(幅1.2cm)11cmを2本
ペン型チャコ(消えるタイプ)、定規、ミシン糸(生成り)、縫い糸(生成り)、しつけ糸、まち針、縫い針、ミシン、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、厚紙幅2.8cm×20cm

「コースター」の2〜6を参照して、バイアス布(幅3.6cmにカット)と幅2.8cm×20cmの厚紙で幅2cmのバイアステープを作る。「長いバイアステープが必要なときは?」を参照して、バイアス布をつなぎ、160cmにする。

 

【作り方】
※単位はcm。

1.「ピースワークをする」の1〜11を参照して、ピースを①、②の順に、はぎ合わせる。

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2.2枚の裏側の周囲の内側0.9cmにペン型チャコで線を引く。③〜⑤の順にはぎ合わせる。これが表布になる。表布の周囲の内側0.9cmにペン型チャコででき上がり線を引く。表布、キルト芯、裏布を図のように重ね、裏布の上端(☆)に二つ折りにしたリボンを置き、ぐるりと1周しつけをかける。

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3.「コースター」の8〜17を参照して、布端をバイアステープで始末する。リボンを折り上げて縫いとめる(「鍋敷き」3参照)。

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この作品は、2007年5月号『はんど&はあと』P23の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織

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