鼻緒をチェンジするだけ!ゆかた姿にも似合う「革ひもサンダル」の作り方

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ゆかたで花火大会を観賞したいけれど、ちょっと困るのが履き物。普通なら下駄を選びたいところですが、川べりやビーチ沿いなど思いのほか足元が悪い場所に歩いて行かなくてはいけないことも多いでしょう。そんなときには、こんな革ひもサンダルででかけてみてはいかがですか。鼻緒を細い革ひもにかえるだけで、普通のビーチサンダルが華奢で大人っぽいイメージの素敵な履き物に。きものに合わせるなら、革ひもの色は和をイメージさせるものを選ぶといいですね。花火大会のほか、人で混雑するお祭りのときにも活躍しそうです。

 

ゆかたにも似合う「革ひもサンダル」の作り方

【材料・道具】(各1足分)
・太さ0.4cmの芯入り合皮ひも(赤、白)各150cm、(シルバー)43cmを2本
はさみ、定規、瞬間接着剤

 

【使用したビーチサンダル】
大人:24cm

 

【作り方】
※解説は片足分。実際は同様にして対称に両足分作る。
1.ビーチサンダルの鼻緒をはさみでカットし、本体からはずす。鼻緒の本体裏側部分もはずす。

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2.芯入り合皮ひも(赤、白)をそれぞれ43cmに2本、32cmに2本、カットする。

 

3.2でカットした43cmの芯入り合皮ひも(赤、白)と芯入り合皮ひも(シルバー)を、それぞれ1本ずつ引き揃える。片端を本体表側の★の穴に通して、裏側に出す。端を3本一緒にひと結びする。

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4.3の芯入り合皮ひものもう一方の端も、3を参照して本体表側の☆の穴に通し、裏側に出す。端を3本一緒にひと結びする。

 

5.①2でカットした32cmの芯入り合皮ひも(赤、白)を、それぞれ1本ずつ引き揃えて、4の芯入り合皮ひもをはさんで、二つ折りする。
②①の両端を本体表側の■の穴に通して裏側に出す。端を4本一緒に軽くひと結びする。
4の芯入り合皮ひも(鼻緒)が甲にのるように、本体表側に足をのせ、■の穴に通した芯入り合皮ひも(前つぼ)を足の親指と人さし指ではさみ、前つぼの長さを調節する。
④■の穴から裏側に出した③の芯入り合皮ひもの端の結び目を一度ゆるめ、前つぼの長さがちょうどよいところで、引き締める。

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6.本体裏側の穴から出ている余分なひも端をカットし、結び目3個に、それぞれ瞬間接着剤をつけて、結び目がほどけないように固定する。

 

 

ゆかたに合わせて揃えたい小物

季節のほかシーンによっても着る着物を選ぶ必要がありますが、最近ではカジュアルな普段着としてきものを愛用する人も増えてきました。夏のゆかたは、普段きものを着る習慣がない人でも、気軽に着ることができるいい機会になりますね。ゆかたはカジュアルな遊び着ですので、履き物や袋物、髪飾りといった小物も遊び心で楽しむといいでしょう。草履などの履き物は台と鼻緒によってできていますが、ゆかたを着るときの台には畳表やパナマ、鼻緒には麻やちぢみといった夏の素材のものが涼しげです。袋物は竹かごや麻の巾着、髪飾りには透明感のある素材のものが似合います。また、日傘や扇子にもこだわりたくなりますね。

ビーチサンダルをゆかたに合わせるのも、カジュアルで機能的。ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

この作品は、2009年8月号『はんど&はあと』P69の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:馬場柚香里

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