春のお出かけに欠かせない便利な「レジャーバッグ」の作り方

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ポカポカ春の陽気を感じる休日は、レジャーシートを持って公園でお弁当を食べたくなります。家族や友達などを誘って大人数で出かけるなら、レジャーシートも大きくなくてはいけませんね。これが意外とかさばって、ひとつのバッグに入りきらないこともよくあること。そこで、大きなレジャーシートをバッグの外に留めて持ち運べる、帆布製バッグの作り方を紹介しましょう。帆布とは江戸時代に船の帆に使われていたことからその名前がついた生地で、油絵のキャンバスや力士のまわしにも使われている丈夫な生地です。たっぷりサイズのバッグのなかにお弁当やおやつを入れて、春の公園に出かけましょう!

 

帆布製「レジャーバッグ」の作り方

【材料・道具】
・帆布(生成り):本体 43cm×80cm、内ポケット 30cm×37cm、ショルダー 7cm×100cm・7cm×62cmを各1枚、持ち手 6cm×32cmを2枚
・麻(チェック地):外ポケット 43cm×52cm、直径1cmのスナップボタン 4組(うち2組は凸形のみ使用)
ミシン、ミシン糸(生成り)、縫い針、まち針、糸切りばさみ、 定規、アイロン、アイロン台

【作り方】
※単位はcm。
1.ショルダーと持ち手を作る。

ショルダー
Illust11-再修_03
上下左、右の順に周囲を裏側に折り、折り山で二つ折りする。
Illust11-再修_06

持ち手
Illust11-再修_09
上下を裏側に折り、折り山で二つ折りにする。
Illust11-再修_12
上下、中央の順に縫う。
※同様に、もう1本作る。

2.内ポケットと外ポケットを作る。
内ポケット
①下1辺を、幅1cmの三つ折りにして縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。

Illust11-再修_04

表側
Illust11-再修_07
②外表(布の裏側どうしを合わせる)に折り、両端を2枚一緒にジグザグミシンで縫う。

 

裏側
Illust11-再修_08

③②を、裏に向け、両端を、図のように1cm折って縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。

 

外ポケット
上下の辺を、幅1cmの三つ折りにして縫う。
Illust11-再修_11

 

3.本体に、2の外ポケットを重ねて縫う。
Illust11-再修_24

 

4.本体に、内ポケットと持ち手をつける。
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持ち手を起こし、2〜3回往復して縫う。 反対側の持ち手も同様に縫う。

 

5.ショルダーをつける。
内ポケットのついている側
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内ポケットのついていない側
Illust11-再修_30

 

6.本体を縫い合わせて袋にして、マチを作る。
①本体を外表に折り、両端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
Illust12-修-[更新済み]_03

②①を裏に返し、両端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
Illust12-修-[更新済み]_06

③底を開いて、マチを作る。
Illust12-修-[更新済み]_07

 

 

7.98cmのショルダーの先と本体に、 スナップボタンをつけて仕上げる。
Illust12-修-[更新済み]_11

 

 

 

春の陽気に誘われて公園でヨガを楽しむのも◎

専用のスタジオやヨガクラスがあるほど人気のヨガ。ヨガマットを入れたバッグを肩にかけて歩く人をときどき目にします。今回紹介したバッグは、着替えとヨガマットをひとつにまとめるヨガバッグとしても活躍しそうですね。
ヨガはインドを起源とする修行法のひとつで、サンスクリット語では「ヨーガ」と発音するほうが近いようですが、日本では「ヨガ」と表記していることのほうが多いかもしれませんね。呼吸を整えながらポーズをとることで、体をリラックスさせるヨガは、体操やいわゆる“運動”とは違うので、疲れた時にもできるのだそう。

ヨガには欠かせないヨガマットにもいろいろなタイプがあり、旅先でもヨガを楽しみたい人には薄くて持ち運びのしやすいトラベルマットというものもあるのだそうです。花や緑が満ちる春は、手作りの帆布製レジャーバッグにマットを入れて、公園に出かけてヨガを体験するのも気持ちよさそうです。

 

 

 

この作品は、2008年3月号『はんど&はあと』P10、11、12の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織

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