- 2015-4-8
- はんどカフェBlog

入園、入学、入社、転勤や転職など、新しいことがはじまる春。春らしい環境を整えて気持ちをチェンジし、新しいライフスタイルをスタートしましょう。今回は、春の気分を楽しむ棚にするためのアイデアを、布小物作家の酒向志保さんに教えてもらいました。また、手芸材料をすっきり片付けるためのヒントも後半で紹介します。
アイデア1:「シェルフマット」を手作りする
手作りのシェルフマットを敷くと、ハンドメイドの温かみがプラスされます。白×ブルーの小物を置くと、さわやかな空間になりますよ。
【材料・道具】
・表布:(生成り) 61cm×44cm、(緑のギンガムチェック、花柄) 10cm×10cm を各1枚
・裏布:(緑とオレンジ色のチェック柄) 61cm×44cm
・幅2.5cm のレーステープ 61cm
25番刺しゅう糸(抹茶色、黄色)、ミシン糸(白)、縫い糸(白)、ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、糸切りばさみ、ミシン、アイロン、アイロン台、縫い針、刺しゅう針
【作り方】
※単位はcm。
1.緑のギンガムチェックと花柄の布を、それぞれ斜めにカットする。カットした辺(★)を図のように裏側に折り、アイロンで押さえてから、端を切り落とす。
2.表布(生成り)と裏布の裏側の周囲内側0.5cmにでき上がり線を引く。表布の表側の四隅に、1をそれぞれ表側を上にして重ね、ミシンで縫う。
3.2の長い方の片端に図のようにレーステープをのせ、左右の端を折る。2と裏布を中表(布の表側どうしを合わせる)にして重ね、間にレーステープをはさみ、返し口を残して、周囲0.5cmを縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。
4.返し口から表に返し、返し口の縫い代をアイロンで押さえ、はしご縫いでとじる。
5.図の位置にクロスステッチをする。裏布まで糸を通して、表布と裏布とを押さえる。
※方眼の1マスに、ひとつの×を刺します。
図案は×を刺すマス目を、刺しゅう糸の色で塗りつぶしてあります。
アイデア2:グリーンと小物を飾る
グリーンに、お気に入りの小物を合わせるのがコツ。ピンクや赤のリボン数本を一緒に置くだけで、かわいい印象になります。
アイデア3:おしゃれに見えるアイテムを選ぶ
英文字の入った本や箱は、ディスプレイがカッコよく決まるアイテムです。置くものに迷ったらプラスしてみるといいでしょう。また、花柄の布やレース地を敷くと、グッと甘い雰囲気になります。アイアンやシルバーなどの小物を置くと、甘すぎずおしゃれに。
手芸材料や生活雑貨は小分けに収納
春になり、新しく手芸をはじめたいと思っている人も多いかもしれません。手芸材料や道具は小さいものが多いので、すっきり片付けたいところ。布小物作家の酒向さんの収納術のコツは「カゴを使う」ことなのだそう。「もともとカゴが大好き。出しっぱなしでもかわいいし、棚の中を仕切るのにも便利。入れているものが増えてあふれてしまったら、別のカゴに入れ替えればよいので、いくつあっても困りません」
布は、大きいサイズのものと、端切れを分けて収納。端切れは、縦に並べて入れると、パッと見ただけで色や柄がわかるので、布選びがしやすくなります。
家族全員分のパジャマはカゴにしまいます。大きいから収納力抜群、ふたつきなので中が見えないのが魅力です。
新聞はカゴに入れて、いつでも読めるように、テーブルの近くに出しておきます。布でカバーをすれば、すっきりとおしゃれに見えます。
この作品は、2008年4月号『はんど&はあと』P15、17、18、21の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:酒向志保