サクサクおいしい!「いちごのクランブルケーキ」の作り方

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春はいちごの季節です。赤くてころんとキュートなフォルム、お肌の美白やアンチエイジングに効果があるといわれるビタミンCを豊富に含み、甘酸っぱい味も食べやすく、子どもから大人まで、好きなフルーツの上位にランクインするのではないでしょうか。いちごの生産量が多い国はアメリカがダントツの1位(2011年FAO調べ)ですが、実は日本は第7位という、いちご大国なのです。国内では栃木県、福岡県、熊本県が生産地として有名で、スーパーでは女峰、とちおとめ、あまおうなどさまざまな種類のいちごを買うことができますね。

 

「いちごのクランブルケーキ」の作り方

「クランブル(Crumble)」とは英語で「ボロボロに崩れる」という意味。小麦粉、砂糖、バターを手で混ぜてぽろぽろにした生地にイチゴを並べて焼くだけの簡単レシピで作ることができます。フルーツには酸味があり、火を通すと形が崩れてしまうので、それを補うために生まれたデザートだといわれています。イギリスの家庭ではりんごを使ったアップルクランブルケーキをよく作るのだそう。ここではいちごを使ってクランブルケーキを作ってみましょう。いちごの水分が染み込むので中はしっとり、外はさっくりとした食感も楽しくておいしい焼き菓子です。焼きあがったら切り分けて、ホイップクリームやバニラアイスクリーム、ミントの葉をのせて飾ってみてください。春のティータイムを華やかに彩ってくれそうです。

【材料】
(直径18cmの底が抜ける丸型1台分)
・いちご…120g
・薄力粉…大さじ1
・バター(有塩)…150g
A
・きび砂糖(三温糖でもOK)…110g
・アーモンドパウダー…100g
・薄力粉…180g

【下準備】
●バターは常温に戻してやわらかくする。
●オーブンは、170℃に予熱する。

【作り方】
1.いちごはヘタを取り、5mm厚の薄切りにして、薄力粉大さじ1をまぶす。

2.Aを合わせてボウルにふるい入れ、やわらかくしたバターを加える。粉をまぶしながらバターを指でつぶし、ぽろぽろのそぼろ状にする(写真a)。
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3.型に2の²/³量を入れて平らにならし、1のいちごを並べて残りの2をふりかける(写真b)。
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4.170℃のオーブンで50分ほど、こんがりと焼く。

5.型のまま網などにのせて冷ます。完全に冷めたら型から取り出し、カットする。
※好みで、ホイップクリームやバニラアイスクリーム、ミントの葉を添えてもおいしい。

 

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お友達を呼んで「いちごのクランブルケーキ」をふるまうのもいいですね。英国生まれのお菓子らしく、紅茶とのマリアージュを楽しむのもおしゃれ。そんなときにはぜひ、ダージリン、アッサム、アールグレイなどいろいろな種類の茶葉を用意してみましょう。どの紅茶がお菓子に合うかのおしゃべりに花が咲きそうです。

 

この作品は、2012年3月号『はんど&はあと』P43の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:星谷菜々(ほしやなな)http://www.apron-room.com/

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