- 2014-4-3
- はんどカフェBlog, 作り方, 読み物
クリスマスケーキに欠かせないいちご。真っ赤ないちごが白いクリームに映えて、ケーキを華やかに彩ってくれますね。そして年が明けると外食チェーン店やコンビニエンスストア、スーパーなどでは「いちごフェア」が始まるのもおなじみの光景かもしれません。12月から2月頃までのいちごはハウス栽培で、露地栽培のものは3月から4月くらいが旬なのだそう。また、1月くらいからオープンするいちご狩り園は、お出かけスポットとして人気です。ちなみに、いちごは緑のヘタから先端にかけて甘さが増すので、ヘタ側から食べるとおいしく食べられるそうです。
「女峰」「とちおとめ」「あまおう」……数ある日本のいちご
いちご狩りに行くと、たくさんの種類のいちごを栽培している園も多いようです。いろいろないちごの食べ比べをするのも楽しいですね。日本でのいちご生産量ナンバーワンは栃木県で、1968年から2012年までの45年間、連続で日本一の収穫量を誇るそうです。この栃木県で1985年に生まれた品種が「女峰」で、かつては「東の女峰、西のとよのか」と言われたほど人気だったのだとか。栃木県ではその後、1996年に「とちおとめ」が生まれ2012年には「大空に届くような素晴らしいいちごであること」を願い県内にある百名山のひとつ皇海山(すかいさん)にちなんで名づけられた「スカイベリー」が誕生しました。一方「とよのか」が生まれたのは福岡県。その後「赤い、丸い、大きい、うまい」の頭文字をとった「あまおう」が生まれ、県を代表する品種になっているのだそうです。
フレッシュで食べるいちごもおいしいですが、いちごは鮮度が落ちやすい果物でもありますね。スーパーなどで安売りがあって食べきれないようなら、いつでもいちごスイーツが作れるように、便利なふたつのストック方法と、その活用レシピをご紹介します。
いちごサワーの作り方(保存期間/冷暗所で約1年)
【材料】
(900ml容量の保存びん 1個分)
・いちご…300g
・氷砂糖…300g
・りんご酢…300ml
【下準備】
●保存びんはよく洗い、焼酎(材料外)で内側をふいて消毒する。
【作り方】
1.いちごはヘタを取る。消毒した保存びんに、いちごと氷砂糖を交互に入れ、りんご酢を注ぎ(写真)、ふたをする。
2.冷暗所に置き、時々上下にふりながら、3日ほどおく。氷砂糖が溶けたらでき上がり。
※いちごの実は、色が白っぽくなったら取り出してもよい。
いちごシロップの作り方(保存期間/冷暗所で約2週間)
【材料】
(400ml容量の保存びん 1個分)
・いちご…300g
・グラニュー糖…150g
【下準備】
●保存びんはよく洗い、焼酎(材料外)で内側をふいて消毒する。
【作り方】
1.いちごはヘタを取って鍋に入れ、グラニュー糖を加え、鍋をあおって全体を混ぜる。ふたをして冷蔵室に入れ、汁けが出るまでひと晩おく(写真)。
2.1の鍋を中火にかけ、焦げないように耐熱性のゴムべら(または木べら)で混ぜながら加熱する。煮立ったらアクを取り除き、火を止める。
3.消毒した保存びんに入れ、冷めたら冷蔵室に入れる。
この作品は、2012年3月号『はんど&はあと』P44~45の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:星谷菜々(ほしやなな)http://www.apron-room.com/