パリッとおいしいシガレットの作り方とバレンタインラッピング

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バレンタインデーにおすすめの、シガレットの作り方を紹介します。ココア生地にプレーン生地でハートを描いたキュートなシガレット。オーブンで焼きあがったら、熱いうちにくるんと丸めるのがポイント。パリッとした口当たりの軽いお菓子です。

バレンタインデーにプレゼントしたい「シガレット」の作り方

【材料】(28本分)
・バター…80g
・粉糖…80g
・卵白…80g(約2 1/2個分)
・薄力粉…75g
・ココア…10g

【下準備】
・10cm×10cm×厚さ0.5mmのビニールシート(テーブルクロス用として販売されている)または厚紙の中央を 、直径8cmの円形に切り抜いて、型を作る。
・バターを室温に戻す。
・卵白を溶きほぐす。
・コルネを1個用意する。

【作り方】
1.ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状に練る。粉糖をふるいながら加え、すり混ぜる。

2.溶きほぐした卵白を、2回に分けて1に加え、混ぜる。薄力粉をふるい入れて、泡立て器で混ぜる。よく混ざったら1/4量を別のボウルに移す。3/4量の方にココアをふるい入れて混ぜる。オーブンを190℃に予熱する。

3.天板を裏返し、のり代わりに生地を少量、四隅につけてオーブンペーパーを敷き、ビニールシートま たは厚紙の型をのせる。2のココア生地を中央に1/28 、量のせる(a)。パレットナイフで均一の厚さにのばし 型をゆっくりはがす。もう1枚、同様にして用意する(b)。
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4.2のプレーン生地をコルネに詰め、3の上にハート 形の模様を絞る(c)。190℃のオーブンで約4分焼く 。
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5.オーブンから出したらすぐ、縁を起こして天板か らはずし、熱いうちに、泡立て器の柄など直径約2cmの棒状のものに、軍手をした手で巻きつけて丸める(d)。ケーキクーラーにのせて冷ます。
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※生地が熱いうちに丸めるため、1〜2枚ずつ焼きましょう。残りの生地も、35と同様にして作業します。

 

バレンタインデーに贈りたい「シガレット」のラッピング

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100円ショップなどでも手に入る、シンプルな空き箱に、レーステープと色画用紙をアレンジすれば、まるでお菓子屋さんで買ったみたいなプレゼントに。メッセージカードを添えて、手作り感を演出しても◎。

 

「チョコレート」とは飲み物だった!?

チョコレートの歴史は、その原料となるカカオの原産地からはじまります。現在のメキシコ南部からグアテマラ、ホンジュラス、エル・サルバドルなどの、高度な文明が築かれたメソアメリカの熱帯エリアです。マヤ文明から出土した陶器からは、カカオの成分が検出されているのだそうです。メソアメリカでは貨幣のかわりにカカオ豆が用いられたり、埋葬、宗教儀式のときにも使われ珍重されていました。

この頃のチョコレートは、カカオ豆をすりつぶして香辛料などを混ぜてできたペーストを、水で薄めて飲んでいたのだそうです。この頃のチョコレートには、甘みはなかったと言われています。そしてスペイン人がアステカ王国を征服し、飲み物としてのチョコレートの存在がスペインに知られることになりました。その後ヨーロッパ諸国やアメリカに広がり、ミルクや砂糖を加えたチョコレートが生まれ、固形のチョコレートが誕生するに至ったのだそうです。

今ではチョコレートといえば板チョコなどの固形のし好品ですが、その歴史の大半は飲み物として用いられていたようです。日本ではバレンタインデーといえばチョコレート。ぜひ甘くておいしいチョコレートや、今回紹介したココアの手作りシガレットをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

この作品は、2008年2月号『はんど&はあと』P24、25の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:渡辺麻紀

ラッピング作品制作:poche 中西和恵

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