口どけふんわり、市販のタルト台を使ってできるガナッシュの作り方

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チョコレートに生クリームなどを加えて作ったガナッシュは、やわらかな口どけのチョコレート菓子で、トリュフチョコレートのフィリングとしても使われます。今回は、市販のタルト台に、溶かしたチョコレートを流し込むだけの簡単レシピを紹介します。さりげなく生クリームでハートをオンすれば、バレンタインデーにぴったりのお菓子に。ぜひチャレンジしてみてください。

チョコレートはさまざまな種類がありますが、製菓用のチョコレートを使いましょう。お菓子として売られている板チョコレートには、香料を含んでいる場合が多いのだそうです。

製菓用のチョコレートは「クーベルチュール」と表記されている場合もあります。製菓用チョコレートにはスイート、ミルク、ホワイトなど数種類ありますが、今回はスイートチョコレートを使った作り方を紹介します。

 

バレンタインデーにプレゼントしたい「ガナッシュ」の作り方

【材料】(8個分)
・市販のタルト台(直径6cm)…8個
・製菓用スイートチョコレート …160g
・生クリーム…160m+〈飾り用〉大さじ2
・はちみつ…大さじ1

【下準備】
・チョコレートを細かく刻む。

【作り方】
1.鍋に生クリーム160mlを入れて軽く沸騰させ、火から下ろす。チョコレートを加え、泡立て器で混ぜ、チョコレートを溶かす。はちみつを加え、混ぜる。

2.1を、タルト台に等分に流し入れる。飾 り用の生クリームをティースプーンで 水玉状に5〜6個たらし、それぞれの中央を竹串でスッと引い てハート模様にする(写真)。ラップを軽くかぶせて冷蔵室で冷やし固める。
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注目を浴びているチョコレートの効果

チョコレートは古代文明の頃から存在を知られていましたが、その頃は原料となるカカオ豆をすりつぶして、薬として飲まれていた「飲料」だったとも言われています。その後、長い歴史の中でメソアメリカからヨーロッパ、北米へと伝わり、現在のようなチョコレート菓子として発展してきました。最近ではこのチョコレートの原料となるカカオ豆に含まれる、体にいいとされる成分に注目が集まっています。たとえば抗酸化作用があることで知られるポリフェノールはアンチエイジングに。また便通を改善するのに役立つ食物繊維も含まれているのだそう。ほかにも大脳を刺激して集中力を高めると言われるテオブロミンという成分も含まれています。

このカカオの効果に注目して「高カカオ」をうたうチョコレート菓子も人気のようです。体にいい成分が含まれていることはたしかなようですが、脂質や糖質も多く含まれていますので、食べすぎには注意が必要ですね。

 

 

 

この作品は、2008年2月号『はんど&はあと』P26の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:渡辺麻紀

ラッピング作品制作:poche 中西和恵

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