キッチンで大活躍!ワイヤーでできる「内袋つきミニくずカゴ」の作り方

sg_019p17_03

キッチンのシンクまわりであると便利なのが「ちょっとしたゴミ」を捨てられる小さなゴミ箱。置きたいけれど場所がない!という場合は、吸盤でシンクにぴたっと貼り付けられる、こんなミニくずカゴを作ってみませんか。アルミワイヤーで骨組みを作り、そこにお気に入りの布で作った袋を装着します。布袋の中にビニール袋を入れて使いますから、ゴミがたまったらビニール袋ごとぽいっと捨てればOKです。布の袋も取り外しができますので、汚れたら洗えて便利。ワイヤー本体の後ろ側にふたつの吸盤をつけています。
キッチンだけでなく、洗面台で使ってもよさそうですよ。

 

「内袋つきミニくずカゴ」の作り方

【材料・道具】
・太さ2.4mmのアルミワイヤー(ブロンズ)48cmを2本、15cmを9本、23cm
・木綿地(ベージュのギンガムチェック)a45cm×19cm、b18cm×10cm
・丸ゴム 40cm
・直径約5cmの吸盤 2個
ラジオペンチ、ミシン、ミシン糸(ベージュ)、ペン型チャコ、定規、コンパス、まち針、裁ちばさみ、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、ゴム通し

【作り方】
※単位はcm。
1.48cmのワイヤー2本を、それぞれ図のように曲げて半円を作る。
P20修正_11

 

2.1に、図のように15cmのワイヤー9本を渡してとめる。
P20修正_18

 

3.23cmのワイヤーを吸盤2個に通して、図のように曲げ、2にとめる。
P20修正_26

 

4.内袋を作る。
①木綿地aの裏側に、図のようにでき上がり線を引き、折り山の印をつける。左右と下端に続けてジグザグミシンをかける。
P20修正_37

②木綿地bの裏側に、直径16cmの半円を描き、周囲に1cmの縫い代をつけてカットする。布端にジグザグミシンをかける。
P20修正_03

③①の木綿地aを中表(布の表側どうしを合わせる)に半分に折り、図のように端を縫い合わせる。
※折り山線側のみ、返し縫い。
P20修正_07

④縫い代をアイロンで割り、縫い止まりから上の縫い代部分をコの字に縫う。
P20修正_14

⑤木綿地bを④の下側に中表に合わせて縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
P20修正_22

⑥表に返し、上端の縫い代を表側に1.5cm幅の三つ折りにして縫う。ゴム通し口からゴムを通し、端を2回結ぶ。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
P20修正_29

5.3の中に4の内袋を入れ、ゴムをのばしながら、内袋の上端を折り山線(★)で表側に折り返す。
P20修正_34

 

 

キッチンを楽しい空間にするためのアイデア

毎日立つキッチン空間を楽しいものにするには、今回紹介した手作りアイテムをプラスするのが◎。ほかにも、キッチンで野菜やハーブを育てるというのもよさそうです。たとえばスプラウトなら、手軽に取り入れられそう。スプラウトとは種と水だけで育ち、その新芽を食用にするもので、カイワレやモヤシなどが代表的なもの。大豆を発芽させた大豆モヤシや、ムラサキウマゴヤシの新芽、アルファルファもよく知られています。スプラウト栽培をするときは、カビが生えないようにこまめに水を替えることが大切なのだそう。毎日立つキッチンで育てていれば、手間なく水を替えられますから失敗も少なさそうです。
ほかにもベランダでキッチンハーブを育て、使う前の少しの間キッチンに生けるというのもおすすめ。初心者でも育てやすいのはミントなのだそう。丈夫でたくさん育ちますし、キッチンに生けておくのにもかわいいです。不意のお客様に紅茶をサーブするときに、キッチンに生けているミントの葉を摘んでそっと添えるのもおしゃれですよ。

 

 

 

この作品は、2010年2月号『はんど&はあと』P19、20の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:坂井きよみ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る