素朴な風合いが魅力の「ワックスペーパー」でラッピング

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ラッピングペーパーのいろいろ

贈る相手の喜ぶ顔を思い浮かべながらプレゼントを選んだり作ったりするのは、とても楽しい時間ですよね。同じように、プレゼントのラッピングを考えるのもわくわくすることです。ラッピングを考える時に最初にするのはペーパー選び。柄や文字などをプリントした柄ペーパー以外にも、いろいろなラッピングペーパーがありますから、ラッピングしたい形を考えながら選んでいきましょう。
シンプルな無地のラッピングペーパーは、リボンやオーナメントが映えます。カジュアルな仕上がりにしたいならクラフト紙を選ぶといいでしょう。ほかにも、凹凸の加工がされたエンボスペーパーや、表面にシワ加工をほどこしたクレープペーパーといったものもあります。インナーペーパーとしてよく使われるのが薄紙と呼ばれるごく薄い紙。やわらかい手触りの不織布もラッピングペーパーとしてよく使われます。和紙を使うと落ち着いた雰囲気になるので、フォーマルな贈り物にぴったりです。プレゼントの形を見せたい場合は、透明フィルムを使って中身を見せるラッピングにしてみましょう。

ワックスペーパーって?

お菓子やサンドイッチなどの食べ物をラッピングするときに、すぐれた威力を発揮するのがワックスペーパーです。ワックスペーパーとは蝋(ろう)やパラフィンなどを染み込ませて、水や油をはじくように加工された紙のこと。お菓子などに使われる油分が染みないのはもちろん、折り目やシワが白っぽくなるので、くしゃくしゃとさせても独特の雰囲気のラッピングになります。また無地だけでなく柄入りのものや、袋形のものもあります。お菓子のラッピングに使いやすいので、お気に入りのワックスペーパーを見つけたらストック用に買っておいても活躍の場面は多いはずです。

 

ワックスペーパーのラッピング方法

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細長くカットしたワックスペーパーに、チョコバーをのせて二つ折りにし、左右をたたんで包んで。上端はワイヤーやリボンでとめます。

 

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ワックスペーパーの袋にクッキーを入れて、入れ口の両わきを合わせて三角すいにたたみます。入れ口はステープラーでとめて、造花などでアクセントを。

 

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パウンドケーキ1台のまま、オーブンペーパーなどで包み、マチつきのワックスペーパーの袋に。リボン2本で、袋の口をはさむようにして2か所をステープラーでとめ、リボンの端をテープでとめます。

 

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ワックスペーパーの袋に、乾燥剤と一緒に入れたら、入れ口を折ります。レースペーパーや、チケット風の飾りやカットした色紙などをのせたら、十字に麻ひもをかけて結んで、小包風に。
この記事は『はんど&はあと』2009年2月号P49.52、2010年2月号P32.33を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:本間節子 スタイリング・ラッピング:四分一亜紀(2009年2月号)
お菓子制作:福田淳子 スタイリング・ラッピング:井口美穂(2010年2月号)

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