- 2016-5-30
- はんどカフェBlog

暑い夏のランチには、サラダやフレッシュフルーツが欲しくなるもの。でも、普通にお弁当箱に詰めるだけだと野菜はしんなり、フルーツもぬるくておいしくない!そこで、保冷効果のあるアルミ蒸着シートを使って、保冷シートを作ってみましょう。周囲を綿テープでくるむだけ、と簡単に作れます。シート状ですので、包むものの形が不揃いでも、まとめてすっぽり包めます。
「マルチ保冷シート」の作り方
大型手芸店やホームセンターなどで購入できる「アルミ蒸着シート」を使うことで、保冷効果の高いシートを作ります。このアルミ蒸着シートは切れやすいため、お手入れは洗わずに表面をふく程度にしましょう。また、縫い目の細かいミシンを使うと、縫い目に沿ってアルミ蒸着シートが切れてしまいます。ですから、縫い糸1本取りで、指定以外はぐし縫い(細かい並縫い)で縫います。
アルミ蒸着シートに縫いつける布地の折りジワには、当て布をしてアイロンをかけて整えておきます。アルミ蒸着シートは耐熱温度が低いため、アイロンをかけないでください。
【材料・道具】
・a チェック地(白地に赤×青のチェック)50cm×50cm
・b アルミ蒸着シート 50cm×50cm
・c 幅2.5cmの綿テープ(ヘリンボーンテープ/生成り)3m
・d 幅3.5cm×3cmのDカン(茶色)2個
ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、まち針、縫い糸(生成り)、縫い針、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、当て布
【手入れ方法】
アルミ蒸着シートが切れやすいため、洗うことはおすすめできません。作品は、表面を軽くふく程度にしてください。
【寸法図】
※単位はcm。すべて裁ち切り。
チェック地、アルミ蒸着シート共通
綿テープ
a:23cm、b:10cm、c:aとbをカットした残り分
【作り方】
※単位はcm。
1.チェック地とアルミ蒸着シートを縫い合わせる。
①チェック地とアルミ蒸着シートを外表(それぞれの表側を外側にする)に重ね、まち針でとめる。
②①の縁を、綿テープcを二つ折りにしてはさんでまち針でとめ、ぐるりと1周縫う。
2.Dカンを2個揃えて綿テープbを通し、図のように折り、右図の位置に縫いつける。
※チェック地のみをすくって縫いつける。
3.綿テープaを、角の図の位置に縫いつける。
①綿テープaの端を1cm内側に折り込み、図のように縫いつける。
②①と反対側の端を、三つ折りにして、縫う。
「マルチ保冷シート」の包み方
包み方
マルチ保冷シートのアルミ蒸着面を上にし、綿テープaを向こう側にして、包むものを左右の対角線と平行にして中央に置く。包むものに沿わせて、シートの左右を折りたたむ。
↓
手前・向こう側の順に、マルチ保冷シートを折りたたみ、綿テープaをDカンに通して引き締める。
綿テープの引き締め方
Dカン2個に綿テープaを通し、矢印のようにDカン1個に通して戻し、引き締める。
パンに好きな具をはさんで食べるサンドイッチは、ランチタイムの定番メニューかもしれませんね。お弁当にするときには最初からパンに具をはさまずに、パンと野菜を別々に用意しておいて、食べる直前にはさむというのもおすすめです。たとえば、細切りにしたにんじんを酢とオリーブオイルで作るドレッシングであえたにんじんサラダは、パンにはさんでもおいしいですし、そのままサラダとしても食べられる一品。野菜をたっぷりとりたいときにおすすめです。ほかにも、トマトとモッツアレラチーズ、バジルという組み合わせも◎。ドレッシングをからませたサラダやトマトをサンドイッチにするときには、汁気でパンがべちゃべちゃになりがちですが、食べる直前にパンにはさむことで、おいしくいただけますよ。ぜひマルチ保冷シートを使って、おいしいランチタイムを過ごしてください。
この作品は、2011年6月号『はんど&はあと』P24、26、27の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:馬場柚香里