抹茶、いちごミルク、ココア生地で作る!お月見団子アレンジレシピ

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旧暦の 8月15日は十五夜と言われ、古くからお月見をする習慣がありますね。この日は、1年でいちばん明るくて美しい満月(もしくは満月に近い月)を見ることができる日です。そして丸い月をよく見ると、うさぎが餅をついているようにも見え、「月とうさぎ」の伝説が語り継がれているのもうなずけます。この伝説は、自分の身を犠牲にしてまで命を助けようとしたうさぎに感動した帝釈天が、永遠にその姿を映すために月に昇らせたという、仏教の説話なのだそう。日本では月とうさぎの昔話が多く伝わりますが、世界中でもいろいろな月とうさぎの神話が語り継がれています。また、西欧では月には男や女の顔が見えると言われているそうです。十五夜にはきれいな満月を見ながら、月の世界に思いを馳せるのも楽しいですよ。
そしてお月見に欠かせないのは、満月をかたどった、まんまるのお団子。甘じょっぱいみたらし団子、きなこ団子などいつものお団子に加えて、今年は生地をアレンジした“変わり団子”を食べながら、きれいなお月様を見上げてみませんか?

 

生地 1「抹茶のお団子」の作り方

【材料】(24個分)
A
・上新粉…100g
・砂糖…大さじ2
・水…150ml
————————————-
・片栗粉…小さじ1強
・砂糖…大さじ1
・抹茶…小さじ1
・水…大さじ1
・黒すりごま…大さじ1
・トッピング用黒すりごま…適量

【下準備】
● 片栗粉、砂糖大さじ1、抹茶を合わせ て、茶こしでふるってから、水大さじ1でよく溶かす。

【作り方】
※電子レンジは600w強を使用しています。
()内は、500w強の場合です。
1.「お月見団子の作り方」の13と同様に作業する。
2.1を電子レンジから取り出し、抹茶 入りの水溶き片栗粉を、 2回に分けて加え、そのつど均等によく混ぜる。再びふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分(1分10秒)加熱する。
3.2を電子レンジから取り出し、黒すりごまを混ぜ、ぬらしたゴムべらでなめらかになるまでよく混ぜる。
4.「お月見団子の作り方」の68と同様に作業するが、8で5等分ではなく6等分に生地をちぎり、全部で24個の団子を作る。
5.団子の上に、トッピング用黒すりごまを適量のせる。

 

生地 2「いちごミルク団子」の作り方

【材料】(24個分)
A
・上新粉…100g
・いちごジャム…80g
・牛乳…140ml
—————————————-
・片栗粉…小さじ1強
・水…小さじ2
・コンデスミルク…適量

【下準備】
● 片栗粉は、水で溶いておく。

【作り方】
1.耐熱ボウルにAを入れ、泡立て器で とろりとなめらかになるまで混ぜる。
2.「お月見団子の作り方」の28と同様に作業するが、8で5等分ではなく、6等分に生地をちぎり、全部で24個の団子を作る。
3.2の団子に、コンデスミルクをかけて食べる。

 

生地 3「チョコ入りココア団子」の作り方

【材料】(24個分)
A
・上新粉…100g
・ココア…小さじ2
・砂糖…大さじ4
・水…160ml
——————————————
・片栗粉…小さじ1強
・水…小さじ2
・板チョコレート…20g

【下準備】
● 片栗粉は、水小さじ2で溶いておく。
● 板チョコレートは、5mm角に刻んで48切れ程度用意する。

【作り方】
1.耐熱ボウルにAを入れ、泡立て器でとろりとなめらかになるまで混ぜる。
2.「お月見団子の作り方」の28と同様に作業するが、8で5等分ではなく6等分に生地をちぎり丸めずに、全部で24等分する。
3.2の24等分した生地のひとつを広げ、 刻んだ板チョコレートを2切れ真ん中に置いて、包む(写真)。少しだけてひのらに水(分量外)をつけ、団子状に丸める。 残りも同様に作業する。

 

 

この作品は、2011年9月号『はんど&はあと』P9の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:本間節子(ほんませつこ)

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