- 2014-10-25
- はんどカフェBlog, 作り方
陶芸に興味はあるけれど、本格的にはじめるには設備もないし、専用の道具を揃えるのも大変。陶芸教室に通う時間もとれない…。そういうときは、オーブンがあればできる「オーブン陶芸」にチャレンジしてみませんか?オーブン陶土という専用の粘土を自分の好きな形に成形、乾燥させてオーブンで焼くだけという手順で簡単にできます。オーブン陶土は大型の手芸店やクラフト店で購入できます。色も何色か揃っている場合が多いので、好みの色を選んだり、混ぜて使っても構いません。色つけをせずに素焼きの素朴な味わいをそのまま楽しむのもいいですし、アクリル絵の具を使って絵を描くこともできます。
今回は、アクセサリーなどの小物置きに活躍する豆皿の作り方を紹介しましょう。お皿の中央にコスモスをデザインして、表面はなめらかに整えずに、あえてざっくりとラフに仕上げています。
オーブン陶芸で「豆皿」を作ろう
>>オーブン陶芸に必要な道具と基本の作り方
【材料】(3枚分)
オーブン陶土(ナチュラル )150g
【作り方】
※単位はcm。
1.オーブン陶土を3等分し、それぞれをボール状に丸める。指で中心から外に向かって押し広げながら、皿の形を作る。
2.図案を参照して、つまようじで花のまわりのラインをつけ、花の中央に花芯の筋をつける。
3.乾燥させて、焼成する(オーブン陶芸基本の作業2、3参照)。
4.コスモスの模様部分を、アクリル絵の具で好みの色に塗り、乾かす。
中央のモチーフを変えて季節の豆皿を作っても素敵
今回デザインしたコスモスは、漢字で「秋桜」と書くように、秋に花が咲く代表的な植物です。河原やお庭に一斉に花が開く様子は本当に圧巻。日当たりと水はけがよければ、やせた土地でもよく育ち、最近では休耕田などに植える農家も多いそうです。
豆皿に絵つけをするなら、季節のモチーフをデザインして、四季折々のお皿を作っておくのも楽しいですよ。秋にはほかにもリンゴやブドウも簡単に描けそうです。冬には雪だるまや雪の結晶、春にはイチゴ、夏にはスイカやヒマワリなどをデザインしてみてはいかがでしょう。今回は丸い豆皿を作りましたが、長方形のお皿もおしゃれです。自分好みの形のお皿がすぐに作れるのがオーブン陶芸の魅力。いろいろな形やデザインのお皿を作って楽しんでみてください。
この作品は、2007年10月号『はんど&はあと』P58の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり