- 2014-12-12
- はんどカフェBlog
カルチャーセンターや旅行先などで人気の陶芸体験。粘土を練るだけでも高度な技術が必要ですし、形を作ったり焼いたり色をつけたりするのは大変な工程ですが、自分で作った器でご飯を食べたりお茶を飲むのは格別な気分にちがいありません。でも、自分好みの器を作りたくても、設備のない自宅で本格的な陶芸を楽しむのはなかなか難しいですよね。そこでチャレンジしてみたいのがオーブン陶器。これは専用の粘土を使い、オーブンで焼くという自宅で楽しめる陶芸クラフトです。粘土を型で抜いて乾燥させ、焼くだけというシンプルな工程で作れるのが魅力。秋のインテリアとして活躍するほか、上手にできたら幼稚園バザーに出品しても注目を集めそうですよ。
>>まずはオーブン陶芸の基本をチェック!
自宅のキッチンでできるオーブン陶芸で幼稚園バザーの作品を作ろう!を参照
オーブン陶芸で「ミニカゴ」を作ろう
コロンとしたミニサイズがかわいい小物入れです。革やワイヤーと組み合わせて作ります。お部屋のインテリアとしても、秋らしい雰囲気が楽しめますよ。秋に開催される幼稚園バザーに出品してもよさそうです。
【材 料・道 具】(2個分)
・オーブン陶土(黒) 約300g
・細い革ひも(ベージュ)約30cm
・ワイヤー(直径1.5mm)約25cm
つまようじ、花形スタンプ(あれば)、ストロー、オーブン
【作り方】
1.オーブン陶土をふたつに分け、それぞれをボール状に丸め、親指で中心に穴をあけながら、おわん形を作る。
2.ストローで2か所に穴をあける。縁に柄をつける。
3.乾燥させて、焼成する(オーブン陶芸の基本2、3参照)。
4.革ひもとワイヤーでそれぞれ飾りの持ち手をつける。
日本の陶磁器の有名な産地はここ
日本でも古くから陶器が作られ、文化として発展してきました。陶磁器は自然界に存在する土や石を原材料にしていますので、同じ材料はふたつとありません。ですから、日本各地に個性的な陶芸の文化が発達してきたのでしょう。愛知県の瀬戸焼、同じく愛知の常床焼き、福井県の越前焼、滋賀県の設楽焼、兵庫県の丹波立杭焼き、岡山県の備前焼は、古くから続く代表的な窯で「六古窯」と呼ぶのだそうです。六古窯のほかにも多くの産地があり、春や秋など気候のいい時期になると、各地で陶器市が開催されています。陶器ファンなら一度は行ってみたいですよね。素晴らしい作品に出会ったことでもし体験してみたくなったら、まずは自宅でオーブン陶芸にチャレンジするのがおすすめです。
この作品は、2005年10月号『はんど&はあと』P68、69の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:青木恵理子