フラワーアレンジメントのように楽しんで!スタンドタイプ「七夕飾り」の作り方

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7月の行事といえば七夕です。七夕の日には通常笹の葉に願い事を書いた短冊を下げますが、今年はインテリアにもなる七夕飾りを作ってみませんか。星の形や菱形に切り抜いたクリアファイルをワイヤーでつなげたパーツを、フラワーアレンジメントのように飾ります。パーツの大きさを工夫して、願い事を書くと楽しいですよ。この七夕飾りなら、長く飾っておけますからお部屋のインテリアにもなりそうです。

 

スタンドタイプ「七夕飾り」の作り方

【材料・道具】
パーツA <星(クリア)>2個、<ダイヤ(イエロー)>1個、<冠(ブルー)>1個
・短冊パーツ <星(イエロー)>1個、<ダイヤ(白)>1個
パーツB <大、中、小>各1個、パーツC 2個
※ 各パーツの作り方は、「パーツの作り方」参照
・空き缶(直径 7.5cm× 高さ11cm)
・木綿布(水色地の水玉)26cm×13cm
・幅 1.4cmのリボン(シルバー)25cm
・直径0.8cmのボタン(黄色)2個、(ブルー)1個
・画用紙(白)25cm×10.5cm
・軽量粘土 約直径 7.5cm×高さ3cm
ペンチ、定規、両面テープ、ボンド

 

【作り方】
※単位はcm。

1.缶はふたを取り、切り口をペンチでおさえる。布の片端と下を、図のように裏側に折る。

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2.1の布の周囲に両面テープを貼り、下端を合わせて缶に貼りつける。布の上端は、缶の内側に折り込む。

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3.缶の内側に白い紙を丸めて入れ、軽量粘土を缶の下3cmくらいまで入れる。外側には、リボンとボタンをボンドで貼りつける。

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4.それぞれのパーツを3の粘土に挿していく。全体のバランスを見ながら、ワイヤーの先をカットして高低差をつけて挿す。

 

 

 

 

七夕の伝説

七夕の伝説は世界中にあるそうで、日本で伝わる有名なものは「織姫と彦星」のお話でしょう。これは、働き者だった天帝の娘である織姫と彦星が愛し合い結婚を許されたけれど、結婚後に織姫と彦星は働くことを怠けてしまい、それを怒った天帝がふたりを天の川の左右に引き離します。そして年に一度、7月7日の夜にだけふたりは会うことが許される、というものです。七夕の日に雨が降るとふたりは会えずに流れた涙が雨となって地上に降り注ぐとも、雲の上は晴れていてふたりが会えた喜びで流した涙が雨になるとも言われています。

七夕の日にはぜひ夜空を見上げてみましょう。夜の9時前後に東の空にとくに輝く3つの星が見えます。いちばん最初に昇って明るく見えるのが織姫=ベガ、天の川を挟んで見えるのが彦星=アルタイル。そしてもうひとつ輝いて見えるのがデネブと呼び、これら3つをつなげて「夏の大三角形」とも言われます。ロマンチックな七夕伝説を思いながら、織姫と彦星を見つけてみてください。

 

 

 

 

この作品は、2006年7月号『はんど&はあと』P9の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小野理絵

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