- 2014-9-5
- はんどカフェBlog, 読み物
花火大会や夏祭りなど、夏はお出かけする機会が増えますよね。そんな夏のお出かけのときにチャレンジしたいのが浴衣。普段、着物には憧れているけど、準備や着付けが大変と思っている人は、夏こそチャンスです。そこで今回は、浴衣姿にぴったりなカゴバッグの作り方を紹介します。100円ショップでも買える市販のカゴに、持ち手となる布を縫いつけるだけ。布の上を結んで持ち手にしますから、作り方もとても簡単なのが魅力です。作り方のポイントは、布をカゴにしっかり縫いつけること。あとは、浴衣のデザインに合った、しっかりした布を選ぶといいでしょう。
浴衣にぴったりな「布つき丸型バッグ」の作り方
【材料・道具】
・楕円形のカゴ 1個
※作品は横幅22cm×縦幅12cm×高さ8.5cmのカゴを使用。
・布 適量(布サイズの出し方参照)
ミシン、ミシン糸、縫い針、縫い糸、裁ちばさみ、糸切りばさみ、定規、メジャー、アイロン、アイロン台、ペン型チャコ、洗濯ばさみ
【布サイズの出し方】
1.カゴの口の周囲の長さを測る。
2.周囲の長さ×85%を★とする。※小数点は切り上げ。
例:カゴの周囲が58cmの場合
58cm×85%=49.3cm
★=50cm
【作り方】
※単位はcm。
1.4辺を三つ折りにしてミシンで縫い、斜め半分に2枚にカットする。
2.カゴの縁に、図のように布を洗濯ばさみでとめ、縁から1cmのところを本返し縫いする。
3.布を表に返し、2枚の布が重なったところを、本返し縫いする。布の上を結んで輪にして使う。
浴衣美人でおでかけしましょう
せっかく作ったカゴバッグですから、この夏は浴衣を着てお出かけしたいですよね。そこで気をつけたいのが歩き方や所作。浴衣を着て洋服と同じような歩き方をすると裾が乱れますし、美しくありません。歩くときは足のつま先からやや内股に、すり足気味にするといいそうです。歩幅は 10センチくらいで、ひざの間が開かないように小股で歩くのがポイント。また、下駄を履いて大きな音をたてながら歩くのも格好が悪いものです。足の指でしっかりと鼻緒をつかみ、下駄と足の裏が離れないようにするといいでしょう。また、電車に乗ってつり革をつかまるようなときには、上げた手の反対側の手で袖口をそっとつまんでおくと美しいですね。浴衣の袖が下がって、二の腕が見えてしまうのを防いでくれます。
それから、浴衣に慣れていないと着崩れも気になりますよね。知らない間に衿もとが開いていたり、裾が下がっていたり。脇がだぶついていると、少しだらしのない印象になりますから、ときどきチェックしましょう。浴衣でお出かけする前に、着崩れしたときの直し方を覚えておくといざというときに困りませんね。
お気に入りの浴衣と手作りのバッグで、ぜひ夏のお出かけを楽しんでください。
この作品は、2005年8月号『はんど&はあと』P54、55の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作者:青木恵理子(あおきえりこ)