ペットボトルのふたをリメイク!かわいいピンクッションの作り方

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自宅で不用になったものを使って、お裁縫には欠かせないピンクッションを作ってみましょう。今回紹介するのは、ペットボトルのふたで作るピンクッション。

缶や紙パック飲料と違って、ふたを閉めて持ち運ぶことができるペットボトル飲料は、現代の暮らしに欠かせない存在になっているかもしれません。ペットボトルは「PETボトル」と表記されますが、この「PET(ペット)」とは、原料となるポリエチレンテレフタレートを英語で「POLY ETHYLENE TEREPHTHALATE」と書くことから、各単語の「P」「E」「T」をとって「PETボトル」と書くのだそうです。ちなみにこのペットボトルの原料となる PETは、ワイシャツなどの繊維や食品包装の原料でもあるのだそう。いずれにしても石油からできる製品なので、ペットボトル飲料を飲んだ後はきちんとリサイクルしたいものです。

日本で清涼飲料水用にペットボトルの使用を認められたのは1982年と、その歴史はそれほど長くはありません。その後ペットボトルの需要はどんどん伸び続けるとともに、ペットボトルのリサイクルについても活動が行われてきました。1997年には容器包装リサイクル法が施行され、その後の法改正を経て2013年には91.4%の回収率とまでなりました(PETボトルリサイクル推進協議会統計資料より)。これからも回収率100%に近づけるための努力をしなくてはいけませんね。

 

ペットボトルのふたをリメイクする「ピンクッション」の作り方

【材料・道具】
・布(好みのもの)直 径7.8cmの円形を1枚
・化繊綿 適量
・フェルト 3.5cm×3.5cm
・リボン 幅(ペットボトルのふたの高さ+フェルトの厚み分)×長さ(ペットボトルのふたの円周+1cm)
・ペットボトルのふた 1個
裁ちばさみ、糸切りばさみ、縫い針、縫い糸、木工用ボンド

【作り方】
1.布端1cm内側のところを、0.4〜0.5cmの針目でぐし縫い(糸2本取り)をする。

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2.糸を軽く絞って布を丸くし、化繊綿をたっぷり詰め、さらに糸をぎゅっと絞る。玉留めをし、適当なところに針を出し、布の際で糸をカットする。

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3.ペットボトルのふたの上面(表)に木工用 ボンドをつけてフェルトに貼る。ふたに沿ってフェルトを切り落とす。

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4.ふたの内側全面に木工用ボンドをつけ、2を入れて押し込む。

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5.ふたの側面全面(フェルト部分にも に 木工用ボンドをつけ、リボンをぐるっと1周貼る。リボンのもう一方の端の裏0.5cmに木工用ボンドをつけて、内側に折って貼り、貼り始めの端に重ねて貼る。

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折れた針に感謝する針供養

昔は針仕事といえば日常生活の中にあったものですが、ミシンの発達や既製品の流通で日常的にお裁縫をする人は少なくなりました。とはいえ、お裁縫ファンなら折れた針の労をねぎらう「針供養」という日を覚えておくといいかもしれませんね。これは折れた針を豆腐やこんにゃくといった柔らかいものに刺したり、神社に納めたりする日です。毎年2月8日(12月8日のところも)に寺社で針供養が行われます。針を供養するとともにお裁縫の上達を願って、針供養を行っている寺社にでかけてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

この作品は、2006年1月号『はんど&はあと』P58の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:coucou,me voila!

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