折るだけ簡単!かわいいポチ袋の作り方3種

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子どものころ、お正月の一番の楽しみといえばやっぱりお年玉!今ではお小遣いをポチ袋に入れて渡すのが通例ですが、もともとは「お餅」だったと言われています。お餅は稲の霊が宿ると信じられ、ハレの日のための食べ物でした。また、「望(もち)」に通じて、満ち足りるという意味があったのだそう。お正月にはこの縁起のいいお餅を神様に供えて、「今年も家族が満ち足りますように」という願いを込めたのだそうです。年が明けたらこの縁起のいい餅を配ったところから、「お年玉」という風習がはじまったのだと言われています。
お年玉はいつものお小遣いとは違って現金を手渡しされるのではなく、ポチ袋に包んで子どもの手に渡します。いくら入っているのかが、封を開けてみなければわからないというのも、特別な感じがしていいですね。
ポチ袋は文房具店ではもちろん、コンビニでも買えるようになりましたが、紙さえあれば自分でも簡単に作ることができます。作り方を覚えておけば、お正月だけでなく、誰かに小銭を借りて返すときにも役に立ちますよ。

「ポチ袋」の作り方

ポチ袋a

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【材料・道具】
・折り紙(黄色)15cm×15cm
・幅0.3cmのリボン(クリーム色)5.5cm
・直径1.3cmの円シール(白)5枚
カラーマーカー(紫 、水色、薄い水色、グリーン)、定規

【作り方】
※単位はcm。
1.折り紙を折る。

①折り紙を右、左の順に折る。

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②上、下を折る。

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③表に返す。

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2.シールとリボンをつける。

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ポチ袋b

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【材料・道具】
・折り紙(赤)15cm×15cm
・端切れ(白とグリーンのストライプ )
・幅1.6cm×16cm
定規、スタンプ(数字)、インクパッド(茶色)、両面テープ

【作り方】
※単位はcm。
1.折り紙を折る。

①折り紙を右、左の順に折る。

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②上、下を折る。

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③表に返す。

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2.端切れを巻いてとめ、スタンプを押す。
後ろ側
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端切れどうしを両面テープでとめる

前側
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ポチ袋c

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【材料・道具】
・折り紙 (水色)15cm×15cm
・水引(赤)30cm
定規、はさみ

【作り方】
※単位はcm。
1.折り紙を折る(「ポチ袋a」の作り方1参照)。

2.水引を結んで、1につける。

①水引を、好みの位置の3か所に、ゆるくひと結びする。

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②水引を①に縦にかけて、後ろ側で2回結ぶ。
後ろ側
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「ポチ」っていったい何?

ところで、「ポチ袋」の「ポチ」とはどういう意味があるのでしょうか。「ポチ」と言われて思い出すのは犬の名前。ポチは犬の柄の「ぶち」の音の変化でポチになった、フランス人宣教師がペット犬を「プティ」と呼んでいたのを聞いた日本人が犬のことをポチと言い始めたなど諸説があるそうです。明治43年の朝日新聞に掲載された「犬の名前ランキング」では、ポチが堂々の 1 位でした。それ以降しばらく、犬といえばポチというのが定番だったそうですが、2014年11月に発表された犬の情報サイト「アイリスペットどっとコム」を運営するアニコム損害保険株式会社が調査した「犬の名前ランキング大調査 2014年」によると、2013年には8位だった「ソラ」が2014年には1位。続いて2位は「サクラ」3位が「チョコ」という結果でした。ポチはランクインすらしておらず、時代の流れを感じる結果だったようです。
さて、ポチ袋の「ポチ」はそれとはあまり関係がないようで、少ないことを「これっぽっち」と言うように「小さな」「ほんのわずか」という意味があるそうです。関西で芸妓さんに渡すご祝儀のことを「ポチ」と言ったそうで、そこからきた「ポチ袋」だという説があるのだそう。
ポチ袋はお正月に使うだけのものではありません。簡単に折って作れるポチ袋の作り方を覚えておくと、普段の生活でも便利ですよ。

 

 

 

この作品は、2010年1月号『はんど&はあと』P34〜35の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

作品制作:くまだまり

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