季節の変わり目にアロマの力で心と体をリフレッシュ!

アロマ

暑い夏から寒い冬へと向かう季節に、体調をくずしてしまうという人も少なくないでしょう。そんなときには、エッセンシャルオイルの力を借りて、心と体をリフレッシュしてみませんか。エッセンシャルオイルとは、花や木、果実などから芳香成分を抽出した揮発性の液体のこと。植物性のオイルと混ぜてマッサージオイルにしたり、専用のディフューザーで香りを拡散させたりと、いろいろな方法で香りを楽しむことができます。いちばん簡単なのは、好きな香りのエッセンシャルオイルをティッシュペーパーやハンカチに1~2滴つけて持ち歩いたり、デスクの上においておくこと。ほのかな香りが心を落ち着かせてくれます。オイルによっては色がついているものがありますから、ハンカチを使う時は注意が必要です。
もうひとつ、専用の器具を必要としないのが、洗面器やマグカップに注いだ熱湯にエッセンシャルオイルを数滴たらすという方法もあります。蒸気と一緒に香りが広がりやすくなります。毎日、寝る前の習慣にしてもいいかもしれませんね。また、お風呂に数いれて全身浴をしたり、洗面器で足浴というのも簡単でおすすめです。

 

好きなエッセンシャルオイルの見つけ方

エッセンシャルオイルは植物の花、果実、葉、枝などから抽出されます。植物の種類などによって違う、香りの傾向を知っておくと、香りを選ぶときの参考になるかもしれません。エッセンシャルオイルとしてよく知られる、ラベンダーやローズは主に花から抽出されるフローラル系の香り。華やかで甘い香りが特徴です。レモンやグレープフルーツは柑橘系の爽やかな香り、香草と呼ばれるペパーミントやローズマリーのハーブ系はすっきりとした香りです。ユーカリやサイプレスといったエッセンシャルオイルは樹木由来のもので、ゆったりと落ち着いた気分を誘います。樹脂から採れるフランキンセンスやベンゾインというオイルも独特の甘い香りが魅力です。ジンジャーやブラックペッパーなど、香辛料から採れるスパイシーな香りもあります。気分を落ちつかせるイランイランなどのオリエンタル系は、エキゾチックなムードで、鎮静効果や抗うつに効果が高いオイルが多いと言われています。まずはショップのテイスターで試してみるのがおすすめです。初心者なら最初にフローラル系から試してみるといいかもしれません。好みによって柑橘系やハーブ系、樹木系も揃えてみるのも◎です。最初はひとつの香りを楽しんで、慣れてきたらオイルをブレンドして、オリジナルのエッセンシャルオイルを作ってみてはいかがでしょうか。自分にとって心地いい香りに包まれていると、毎日暮らす空間がより楽しいものになりそうです。

 

 

この作品は、2006年9月号『はんど&はあと』P50の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

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