気になる靴の臭いはアロマで対策!洗えない靴もすっきりリフレッシュ

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消臭・抗菌効果にもすぐれた効果を発揮する精油

アロママッサージやアロマバスなど、リラクゼーションやリフレッシュを目的とした使い方のほかにも、精油には殺菌効果やデオドラント効果も期待できます。例えば樹木系のすっきりした香りのティートリーは、抗菌力や免疫力を高めることで知られています。オーストラリア原産の香りの強い植物で、先住民の間では古くから傷薬などの万能薬として使われてきたのだそうです。ティートリーと同じような働きで知られるのがユーカリ。オーストラリアでは森林の約4分の3がユーカリで、さまざまな種類のユーカリがありますが、精油にできるのはその中でも数種類しかないそうです。

 

アロマシューズキーパーを作ろう

シューキーパーに消臭効果や抗菌効果の高い精油を落として、臭いがこもりがちな靴のケアをしてみましょう。ティートリーやユーカリのほか、消毒や殺菌効果のあるレモン、インドでは防虫剤として使われていたというパチュリ、消臭作用のあるフランキンセンスなどがシューズキーパーに向いていそうです。

 

シューズキーパーの作り方

【材料・道具】
・a(綿麻地/茶色と生成りのストライプ) 24cm×11cmを2枚
・b(綿麻地/生成り) 24cm×12cmを2枚
・幅1.5cmのトーションレース(白) 24cmを2本
・ラフィアひも(こげ茶) 適量
ミシン、ミシン糸(生成り)、25番刺しゅう糸(こげ茶)、手芸用化繊綿、ペン型チャコ、手芸用複写紙、刺しゅう針、まち針、裁ちばさみ、糸切りばさみ、定規、アイロン、アイロン台、精油(好みのもの)

【作り方】
※単位はcm。※同じものを2個作る。
1.①a、bそれぞれの裏側の1cm内側に、ペン型チャコででき上がり線を引く。
②a1枚とb1枚を、それぞれ図のように中表(布の表側どうしを合わせる)にし、縫い合わせる。

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2.①1を開き、縫い代をアイロンで割る。bの表側に図案を写し、刺しゅう糸1本取りでステッチをする。
1-②のはぎ目より0.3cm上に、トーションレースをそれぞれ縫いつける。

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※刺しゅうは、刺しゅう糸1本取りで、ドアノブはフレンチノット、それ以外はすべてバックステッチで刺す。

 

3.①2を中表に横半分に折り、端を縫い合わせる。縫い代を割る。
②①の上側の縫い代を裏側に折り、ぐるりと1周端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
③図のようにたたみ直し、下側を縫う。
④下側の角2か所を、それぞれ図のように折ってマチを縫い、角の先をカットする。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。

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4.3を表に返し、好みの精油を数滴たらした化繊綿を、適量詰める。口を絞り、ラフィアひもで2回巻いてから蝶結びをする。

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アロマを楽しむために気を付けたいこと

抗菌効果や消臭効果の高い精油は、虫よけスプレーやルームスプレー、キッチンの消臭スプレーを作るのにも活躍します。虫よけにはゼラニウムやシトロネラなど、虫が嫌う香りを使います。スプレーを作る時も含め、精油を扱う時は注意したいことがいくつかあります。まずは、精油を使う濃度に注意してください。濃度が高ければ効果が高まるというものではなく、精油によっては気分が悪くなることもあります。また、妊婦や生理中の女性、子どもが使ってはいけないもの、肌に希釈した精油を塗布して紫外線に当たると肌トラブルを引き起こすものなどもあります。保管場所や保管方法にも注意してください。アロマ初心者は、精油を購入するショップスタッフに詳しく尋ねてみるといいでしょう。
この作品は、2011年5月号『はんど&はあと』P35、36の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:内田瑞恵(うちだみずえ)http://monchou.cool.ne.jp/

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