- 2014-4-14
- はんどカフェBlog, 作り方, 読み物
観光やアクティビティなど旅行の目的はさまざまですが、最近は地元ならではの「食」を楽しみに旅行に出かける人が増えているそうです。休日には近場に日帰りでおいしいものを食べに出かけるという人も多いでしょう。地方に出かけると「産地直売」という看板をよく目にします。その土地で採れたばかりの野菜や果物が、生産者の名前入りで売られていたりします。また大きな直売店になると、その土地ならではの加工食品も豊富に置いてあることもあります。自宅用に買って帰るのはもちろん、親しい人やいつもお世話になっている人にも、ついおすそわけしたくなりますよね。でも、そのままリンゴ1個を渡すのも……と戸惑うなら、簡単なラッピングを工夫して「旅の思い出のおすそわけ」を素敵に演出してみませんか？
茶封筒を使って「りんご」を包む
茶封筒のほか、敷紙となるダンボール、柄入りの紙とゴム、ラッピングのアクセントになるフェルトボタンを用意します。りんごのほか、果物やプリンなどの容器入りのお菓子などを包んでも◎。
【材料・道具】
・茶封筒（中に入れるものの大きさや数に合わせて用意）
・ダンボール 適量
・細丸ゴム（紺） 1本
・折り紙 1枚
・フェルトボタン 2個
定規、のり、はさみ
※ダンボールは1の図を、細丸ゴムは2を参照して、必要なサイズのものを用意する。
【包み方】
※単位はcm。
※■はマチ幅。マチ幅は入れるものの大きさに合わせる。
1.①茶封筒にマチを作る。
②茶封筒の底にダンボールを入れる。
③りんごを入れたときに、入れ口側を1回折れる程度の長さで、茶封筒をカットする。
④折り紙を好みのサイズの四角形にカットし、入れ口に端を揃えて好みの位置に貼る。
2.①1の茶封筒の中にりんごを入れる。入れ口側で1回折る。
②フェルトボタン2個に、細丸ゴムを通し、両端を2本一緒にひと結びする。折り紙の上に、フェルトボタンがのるようにとめる。
※細丸ゴムは、♡×2＋■の長さのものを用意する。
ＯＰＰ袋を使って「クッキー」を1枚ずつ包む
透明なOPP袋は中身を見せたいときにおすすめ。クッキーやカットしたパウンドケーキのほか、お茶やふりかけなどを小分けにしてそれを包むのもいいでしょう。お茶やふりかけなどの場合は中身が分かりにくいので、折り紙に品名や飲み方、食べ方を手書きするのもいいですね。
【材料・道具】
・OPP袋（マチなしタイプ） 10.5cm×15.5cm
・折り紙 1枚
はさみ、両面テープ、定規、鉛筆
【包み方】
※単位はcm。
1.折り紙を、11cm×11cmと3.5cm×3.5cmにカットする。
2.1の11cm×11cmの折り紙を半分に折る。型紙のとおりに線を引き、線に沿ってカットする。
※線が残らないように線の内側をカットする。
3.1の3.5cm×3.5cmの折り紙を2と同様に折り、さらにもう半分に折ってから、斜めに折る。
4.図のように、まるく線を引き、カットする。
5.2 の折り紙の「わ」の側が下になるように、OPP袋の中に入れる。クッキーを折り紙の間にはさむようにして入れ、入れ口側を2回折る。4を開き、裏側に両面テープをつけて、折った部分に重ねて貼りとめる。
正方形の布を使って「マフィン」を包む
マフィンのような丸い形のもの、パンや袋詰めのお菓子など重ねても大丈夫なものをラッピングするのにぴったりの包み方です。立ち上げた布端を長めにとると、カジュアルでおしゃれな雰囲気になります。
【材料・道具】
・正方形の布（包むものの大きさや数に合わせて用意） 1枚
・ワイヤー（極細・白） 25cm
・タグ（好みのものを作成してください） 各1枚
定規
【包み方】
※単位はcm。
1.タグ2枚の穴を、それぞれ抜く。ワイヤーの両端を、タグのそれぞれの穴の表側から裏側に通す。それぞれ穴の際で曲げ、端を引っかける。
2.布を図のように広げてマフィンを置き、上下の角を持って、①、②の順にかぶせる。
3.左右の角（●、○）を立ち上げて、マフィンの上の位置で布どうしをひとまとめにして絞り、1のワイヤーの中央部分を2回巻きつけてとめる。ワイヤーの片端を、もう一方の端に図のように2回巻きつける。
この作品は、2012年5月号『はんど&はあと』P42～48の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作：くまだまり
