洗濯を干すのが楽しくなりそうな「洗濯ばさみストッカー」の作り方

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洗濯ばさみをひとつのところにまとめておくと、効率的に洗濯物が干せますよね。こんなかわいいストッカーがあれば、毎日の洗濯が楽しくなりそうですよ。ひもを短くすれば、物干し竿にS字フックでつるせて、長くすれば、首からかけることもできます。丈夫な帆布を外側に、内側には撥水加工されたビニールコーティング地を使います。内側が汚れたらサッと拭くだけでいいですし、ざぶざぶ洗えますから衛生的です。

ビニールコーティング地はすべりにくいため、ミシンがかけにくいことがあります。そのときは、薄手のトレーシングペーパーをのせて、トレーシングペーパーごと一緒に縫うといいでしょう。アイロンをかけるときは当て布をして、低温でかけるようにしてください。

 

帆布で作る「洗濯ばさみストッカー」の作り方

【材料・道具】
・薄地の帆布(生成り)37cm×29cm
・ビニールコーティング地(水色のギンガムチェック)37cm×29cm
・木綿地(水色のギンガムチェック)105cm×6cm、6cm×6cm
・端切れ(好みの色柄)約5.5cm×約1.8cm
・25mm送りカン(シルバー)1個
・25mm角カン(シルバー)1個
ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、まち針、ミシン、ミシン糸、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、ボンド

※送りカン・角カン:ひもの長さを調整するための金具。送りカン(右)と角カン(左)をセットで使います。

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【作り方】
※単位はcm。
1.図のように、布をカットする。

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2.ひもaとbの布は、それぞれ、両端を1cmずつ裏側に折ってから、さらに半分に折ってアイロンで押さえ、端を縫う。

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3.帆布とビニールコーティング地の、それぞれの布端を1cm裏側に折り、アイロンで押さえる。

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4.3を外表(布の表が外側になるように合わせる)にし、長い方の辺のみ、縫い合わせる。

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5.4のまわりを起こし、隣り合う辺どうしをジグザグミシンで縫い合わせて(4枚一緒に縫う)、箱形にする。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫い。

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6.ひもbを角カンに通して二つ折りにし、4の縫い合わせていない辺の片側にはさみ、入れ口を縫う(下図参照)。

※縫い始めと縫い終わりは返し縫い。

 

7.①ひもaの片端を、送りカンの中央の金具をはさんで2cm折り、縫う。
②反対側の端(★)を、図の向きで、6の角カンに通してから、送りカンに通す。
6と反対側の辺にはさみ、入れ口を縫う。※縫い始めと縫い終わりは返し縫い。

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ジメジメ梅雨どきの干し方ポイント

雨が続く梅雨どきは、洗濯の干し方にもひと工夫が必要。部屋干しは湿気が充満してカビが生えやすい状態になるので、雨の日でも雨が当たらない屋根のあるベランダに干すのがベスト。部屋干しにする場合は、除湿機をかけるかエアコンをドライ運転にして、できるだけ除湿機やエアコンの近くで干すといいでしょう。いずれも仕上げにアイロンをかければ、殺菌にもなり、パリッと完全に仕上げることができます。

また、きれいに洗濯をしているつもりでも、乾いた洗濯物に嫌なにおいがつくときは、洗濯槽のお手入れをしてみるといいそうです。洗濯槽が汚れていると、洗濯物に雑菌がついてしまい、いやなにおいの原因になることがあります。ふだんから、洗濯が終わったら洗濯物をすぐに干しましょう。そのあと、洗濯槽のふたを開けて乾燥させるように心がけるといいそうです。

 

 

 

この作品は、2007年6月号『はんど&はあと』P68の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:松本恵理

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