子ども部屋にも置ける、エコクラフト(R)「ふたつき収納ボックス」の作り方

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エコクラフトって?

ハマナカ株式会社の、牛乳パックなどの再生紙で作られた平たい紙テープをエコクラフトといいます。エコクラフトは幅が約1.5cm ほどで、細いひも状の紙テープを12本まとめて平たく加工したものです。竹や籐細工のように、エコクラフトを編んで好きな形や大きさのカゴやバッグを作る人気の手芸。材質が竹や籐よりもやわらかいので、切ったり裂いたりするのが簡単で、初心者でも簡単に作ることができます。エコクラフトはカラーバリエーションも豊富なので、慣れてきたら色を変えて作ったり、編み方のバリエーションを増やしてデザインを楽しんでみてください。

 

エコクラフトで、ふたつきのバスケットを作ってみましょう

ここでは、エコクラフト30を2巻き使う、ふたつきバスケットの作り方を紹介します。カゴとふたを別々に編んでおき、最後にふたとカゴをつけて完成です。高さがあり、いろいろなものが収納できますが、ふたがついているので部屋がごちゃごちゃした印象にならずにすみます。急なお客様がきたときも、さっとふたを閉じるだけ。リビングに置いておけば重宝すること間違いありません。グレイのエコクラフトで作れば、どんなインテリアにもマッチするのでおすすめです。

また子どもがいる家庭なら、色違いで作っておき、「これは絵本を片づけるカゴ」「こっちはぬいぐるみをしまうカゴ」というように、色によって片づけるものを決めるのもいいですね。

エコクラフトは特別な道具を用意する必要がありませんので、初めての人でも気軽に作ることができます。最初に「カット図」を見て必要な長さにカットし、裂く必要がある作品では荷造り用のPPバンドや使用済みのプリペイドカードを使って裂いておきます。まずはキレイに編むコツや、カットしたエコクラフトの整理の仕方などの基本を知ってから、作品作りをスタートしましょう。

>>初めてでも簡単!エコクラフト(R)で作るバスケットの基本の「き」

 

エコクラフト ふたつきバスケットの作り方

【材料】
エコクラフト30(グレー/120) 2巻き(30m×2)

【道具】
「基本のバスケット」の道具参照

【でき上がり寸法】
約32cm×22cm×高さ22cm

【作り方】
※写真は、わかりやすいように色違いのエコクラフトを使用していますが、実際にはすべて同じ色のエコクラフトで作業します。

1.カット図を参照し、エコクラフトをカットして裂く(「エコクラフトの基本」裂き方参照)。

2.底を作り、⑥編みひもbで1段編みを1回編む(「基本のバスケット」の作り方11~13参照)。

3.続けて、側面は⑤編みひもa2本で、追いかけ編み(「基本のバスケット」の作り方14~16参照)を27周(54段)編む。

4.縁の始末をする(「基本のバスケット」の作り方19~23参照)。

 

ふたを作る

5.⑨ふた・枠の縦ひも2本を左右に置き、⑩ふた・枠の横ひも1本を上端に貼る。
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6.⑫ふた・横ひも27本を、左右の端は0.5cm ずつ控えて、隙間なく貼る。最後に、⑩ふた・枠の横ひも1本を手前の端に貼る。
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7.⑪ふた・縦ひもを、6の⑫横ひもに交互に通し(「基本のバスケット」の作り方7参照)、端を⑩ふた・枠の横ひもに、端は0.5cmずつ控えて貼り合わせる(「基本のバスケット」の作り方9参照)。
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貼り合わせる前に、本体の上にのせ、ふたの縦ひもと本体の縦ひものラインが合うように、調整する。

 

8.⑬ふた・縁補強ひもを、22cm×2本(縦用)と34cm×2本(横用)にカットする。7の左右に縦用の縁補強ひもを外側の端に揃えて1本ずつ貼り、上に⑨ふた・枠の縦ひもを1本ずつ貼る。同様に、手前と奥に横用の縁補強ひもを外側の端に揃えて1本ずつ貼り、上に⑩ ふた・枠の横ひもを1本ずつ貼る。
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9.角を、はさみでカットして、カーブをつける。
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10.⑮三つ編みひも3本の端を洗濯ばさみでとめ、三つ編みをしてひもを作る。端まで編んだら12cmの長さに両端をはさみでカットする。
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11.10 の三つ編みのひもを半分に折り、両端にボンドをつけ、ふたの表側中央の縁から3本目の横ひもに差し込んで縦ひもにとめる。ふたの完成。
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三つ編みのひもの端が、表面に見えないように注意する。

 

留め具をつける

12.⑯留め具を、手でもんでやわらかくし、端から巻いてクセをつける。一度のばして端を4㎝分よけてボンドをつけ、再び巻いてとめる。
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13.12 の留め具の巻き残した端にボンドをつけて、本体の広い方の側面の中央の、上から追いかけ編み6段分あけた位置に、縦ひもに合わせて差し込んでとめる。
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ふたをつける

14.⑭連結ひもの半分弱にボンドをつけ、写真を参照して、ふた裏側の4か所の縦ひもに合わせて、ボンドをつけた方の端を差し込んでとめる。
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15.ふたにつけた連結ひもの反対側にボンドをつけ、本体の縦ひもに合わせて本体の内側に差し込んでとめる。このとき、ふたの上に本体の入れ口の端を0.5cm重ねる。
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本体とふたの連結部分は、ボンドをつけて(「基本のバスケット」の作り方9参照)、しっかり貼る。

 

 

 

 

※「エコクラフト(R)」はハマナカ株式会社の登録 商標です。本文は(R)を省略しています。

この作品は、2008年6月号『はんど&はあと』P60、61の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:荒関まゆみ(あらせきまゆみ)http://www5a.biglobe.ne.jp/~hpkoto/

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