手作りなんでも相談室Vol.12 教えて!編み物の「1目」ってどんな形?

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「自分時間を楽しみたい」「子どもの保育園・幼稚園グッズを手作りしたい」と、針と糸を手にしてみたものの、いざ始めてみるとわからないことがいっぱい!そんなソーイング初心者さんから寄せられた疑問に、手芸家のせばたやすこさんが答えます。

 

今回の疑問は「編み物の“1目”ってどんな形?」です。

Q1.編み進めていると「1目」がわからなくなります。
編みものをしているときに、編んだそれぞれの1目がどのような形か、どこを編んでいるかがわかりません…。

A.編み目の形を覚えておきましょう。
棒針編みとかぎ針編みの代表的な編み目の形を紹介します。どこまで編んだかがわからなくなったときには、以下の編み地の中にできた目を参考にして、目数と段数を数えるとよいですよ。

 

棒針編み
棒針編みは、「表目」と「裏目」の編み目を紹介します。写真はそれぞれ、編み目に色をつけて示しています。この形をもとに、横方向に目数、縦方向に段数をカウントします。裏目は糸が間でかくれてしまうので、上に出ている糸をもとにするとよいでしょう。
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※編み地は裏メリヤス編み         ※編み地はメリヤス編み。

 

かぎ針編み
『はんど&はあと』でよく登場する、「こま編み」と「中長編み」、「長編み」の編み目を紹介します。表側と裏側では、見え方が違うので、気をつけましょう。
かぎ針の編み目は、頭と足に部位を分けることができます。
※棒針編み同様、編み目の頭と足にそれぞれ別の色をつけています。
編んでいるその段の目を数えるときは編み目の頭を、一段下以前の目を数えるときは編み目の足を数えます(頭が見えないため)。

 こま編み
※編み地はこま編みの往復編み。
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長編み
※編み地は長編みの往復編み。
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中長編み
※編み地は中長編みの往復編み。
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この内容は、2012年11月号『はんど&はあと』P71の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
監修:せばたやすこ http://nelie-rubina.com/

 

 

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