- 2014-7-16
- はんどカフェBlog, 読み物
ちょっと添えるだけでエレガントな雰囲気になる、便利なアイテムがレースペーパー。市販のお菓子でも、レースペーパーにのせるだけで、なんだか特別なものになった気がしますよね。ほかにも、手作りのお菓子をプレゼントするときのラッピングに使ったり、シンプルなノートに貼ってロマンティックな一冊に仕上げたりと、アイデア次第で様々なものをかわいく装飾できます。最近では100円ショップでも買えますから、いつでも使えるように家庭の引き出しにストックしておくといいかもしれません。
ここでは、コロコロ転がる小さなお菓子を入れたくなる、キュートなレースペーパーボックスの作り方を紹介しましょう。折って貼るだけで簡単にできますから、急なお客様のおもてなしにも使えます。時間がないなら箱だけ作ってお菓子を入れてもいいですし、少し手間をかけられるなら、ワイヤーで持ち手を付けたり、少し小さめのレースペーパーでペーパーフラワーを作って添えるとよりエレガントに見えますよ。
レースペーパーでできる「レースボックス&レースフラワー」の作り方
【材料・道具】
花(1本分)
・直径10cmのレースペーパー(白) 1枚
・ワイヤー(極細) 15cm
・幅1.5cmのマスキングテープ(好みのもの)
・はさみ、定規、ボンド
ボックス(1個分)
・直径15cmのレースペーパー(白) 1枚
・ワイヤー(極細) 15cm
定規、のり、スタンプ(好みのもの)、インクパッド(好みの色)
【作り方】
※単位はcm。
1.①花用のレースペーパーを、外表(紙の表側を外側にする)に半分に折る。さらに、図のように中心から3等分に折る。
④切り込みを入れた片端から、中心を支点にしてぐるぐると巻く。
⑥⑤のねじった部分に花用のワイヤーを約6cm残して巻きつけ、下端を折り曲げる。
⑦⑥のワイヤーの上に、マスキングテープを巻きつける。図のようにマスキングテープを2枚貼り合わせ、葉の形にカットし、花首部分にボンドでとめる。
2.①ボックス用のレースペーパーを、図のように折って筋をつける。
②好みでスタンプを押す。
③図のように、のりをつける。
④③でのりをつけた部分を内側に折り込み、箱を作る。
⑤ボックス用のワイヤーの中央部分をカーブさせて両端
を図のように折る。
⑥④の左右両面わきの、左右中央の上側のレースペーパーの穴に、⑤のワイヤーの折り端を外側から差し込む。
⑦花の茎部分を、⑥のワイヤーに巻きつけてとめる。
結婚のお祝いホームパーティなら、ドラジェを用意しても◎
レースペーパーで作った箱には、キャンディやジェリービーンズのような、カラフルなお菓子を入れると見栄えも良さそう。お友達の結婚のお祝いなら、ドラジェを入れると雰囲気にもぴったりです! ドラジェとは、アーモンドをカラフルな砂糖衣でコーティングしたお菓子のこと。日本ではよく結婚式のときに、キャンドルサービスの替わりに各テーブルを回ってゲストに配ったり、お見送りのプチギフトとして用意したりしますね。アーモンドは厳しい環境で育つことができ、たくさんの実がなることから、ヨーロッパでは古くからお祝いのお菓子には欠かせない素材だったそうです。結婚式のお祝いによく用いられるのは「子宝に恵まれて、幸せな結婚生活を」という願いが込められているのだとか。イタリアではドラジェのことをコンフェッティと言い、「幸福」「健康」「子孫繁栄」「長寿」「富」を願って、5粒を贈るのが縁起がよいという説もあるそうです。日本ではまだなじみの薄いお菓子かもしれませんが、結婚のお祝いのためのホームパーティにドラジェを用意すれば、ちょっとおしゃれで気の利いたおもてなしになりそうです。
この作品は、2012年6月号『はんど&はあと』P63、66の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり