- 2015-5-22
- はんどカフェBlog
春になると冬ものの衣料をしまって、春夏の洋服を引き出しから出さなくてはいけませんね。毎年少しずつ増えていく洋服の収納スペースに頭を悩ませているのなら、「この秋冬に一度も袖を通さなかったもの」を処分するというのが、正しい選択かもしれません。シーズン中に一度も着なかったのは、「流行らないデザインだから」「なんだか飽きた」「買ってみたけど合わせる服がなかった」などいろいろな理由が考えられますが、こういった理由で着なかったものは、きっと来シーズンも着ることはありませんね。季節が変わるのと一緒に一掃してしまうのがよさそうです。
ブランドものなら専門で買い取ってくれる業者さんを賢く利用しましょう。最近ではインターネットで申し込んで、宅配便で送るだけで査定・買い取りもできるので、洋服はもちろん、バッグや靴、アクセサリーなどと一緒に不要のブランドものをお金に換えてしまいましょう。ブランド品ではない洋服はフリーマーケットで売ったりしてもいいかもしれません。ほかにも、リメイクして別の使い道ができるのもエコですね。
今回は、着古した袖つきのシャツを使ったお買い物バッグの作り方を紹介します。シャツやブラウスをザクザク切って、切り口をパイピングした、たっぷり容量のあるエコバッグです。ポケットには、お買いものメモや携帯電話も入れられて便利ですよ。
シャツをリメイクする「お買い物バッグ」の作り方
【材料・道具】
・シャツ(大人用)1枚
・幅1.8cmのバイアステープ(好みの色)適量
ペン型チャコ、定規、コンパス、裁ちばさみ、まち針、糸切りばさみ、ミシン糸、ミシン、アイロン、アイロン台
【作り方】
※単位はcm。
1.身ごろから、両そでとえりを切り離す。前身ごろにチャコで印をつける。
2.チャコの印に沿って、後ろ身ごろと2枚一緒にカットする。
※後ろ身ごろにタックやギャザーがある場合は注意!
①前えりぐり部分のみ、前身ごろだけを先にカットする。後ろ身ごろのタックやギャザーを整え、前身ごろのカットラインに合わせて、後ろ身ごろをカットする。
②前身ごろと後ろ身ごろの幅の差を測る。後ろ身ごろを中央で半分に折り、前身ごろと同寸法になるように、後ろ中央の位置を、上端から縫う。すそ側も同様に縫う。
③後ろ身ごろを開き、縫い合わせたタック部分を左右に均等に広げてまち針でとめる。
3.前身ごろの前端を、表側と裏側から、縫い合わせる。
※図は男性用の前立ての場合。女性用は反対側を縫う。
4. 左右両方のそでぐり部分とえりぐり部分を、バイアステープでパイピングする。
①肩の山の部分は開いて、えりぐり側をゆるやかなカーブにカットする。
②バイアステープの片側を開き、片方の折り線を本体裏側の端から0.9cmのところに合わせて縫う。
③バイアステープを本体表側に折り返し、端から0.2cmのところを表側から縫う。
5.両わきを、それぞれはぎ目から左右5cmのところで山折りにし、折り山から0.2cmのところを縫う。
6. ①両わきのマチ部分をたたんで、すそ部分を、布端から0.8cmのところを縫う。
②バイアステープでパイピングする(4参照)。
この作品は、2007年4月号『はんど&はあと』P66の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:青木恵理子