ラッピングにも使える!桃の花飾りで作る「ナプキンリング」の作り方

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夏に甘い実をつける桃の花が、うす桃色の花を咲かせるのは3月下旬から4月上旬の頃。3月3日のひな祭りは、桃の節句ともよばれています。今の暦の3月3日は、桃の花が咲くのには少し早い季節ですね。桃の節句と呼ばれるのは旧暦 3月3日がちょうど桃の花の盛りの頃にあたるから。女の子の成長と幸せを願う日で、ひな飾りを飾ったり、蛤のお吸い物やちらしずしを食べる家庭も多いことでしょう。
今回は、布と紙で作ったの花びらと、丸く切りぬいた花弁に極細のワイヤーをとりつけて、ナプキンリングを作ります。ナプキンをくるりと巻いてナプキンリングにしたり、お持ち帰りの手軽なおみやげを留めるラッピングアイテムとしても活躍します。

 

ひな祭りに使いたい「ナプキンリング」の作り方

【材料・道具】(4個)
・水玉の布(オレンジ色 、緑) 各 22.5cm×9cm
・英字柄の紙(ピンク)45cm×12.5cm 、(緑)14cm×5.5cm
・極細ワイヤー約10m
はさみ 、コンパス、 両面テープ、穴あけパンチ

【作り方】
※単位はcm。

花びらを作る

1.水玉の布、各色 を10枚ずつと英字柄のピンクの紙を20枚 、4.5cm×4.5cmの正方形にカット。ワイヤーは 、 約25cmに40本カットする 。

2.1の英字柄の紙の表側に、下辺に円の縁がくるように 、コンパスで直径4cmの円を描く。
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32の裏側に 、両面テープを貼り、 2のコンパスの針の穴を目安にして、ワイヤーの先を合わせて置く。
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4.31の水玉の布を重ねて貼り、 2で描いた円に沿ってカットする 。
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花弁を作る

1.ピンクと緑の英字柄の紙の裏側に両面テープを貼り、各20個分、パンチでカット。
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2.1のピンクと緑の円のはく離紙をはがし、ワイヤーをはさんで貼り合わせる。
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花びらと花弁を合体させる

1.同色の花びらを5枚と花弁5個をひとつに束ね、根元(■)を押さえながら、下に向かって少しずつワイヤーをねじっていく。
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2.花びらを広げ、花弁とともに、形を整える。ワイヤーを、花の中心から約20cmのところでカットする。
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3.ピンクの英字柄の紙の表側に、直径3.5cmの円を4個描き、裏側に両面テープを隙間なく貼ってから線に沿ってカット。緑の英字柄の紙は両面テープを貼らずに、直径3.5cmの円を4個カットする。

4.3の、ピンクと緑の円を、2のワイヤー10本の端をはさんで貼り合わせる。
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ひな祭りパーティーにピーチネクターというアイデアも!

ひな祭りの伝統的な飲み物といえば白酒や甘酒ですね。もともとこの桃の節句でふるまわれていたのは、お酒に桃の花を浮かべて飲む「桃花酒」というものだそうです。子どもはノンアルコールの甘酒を飲みます。甘酒が苦手というお子さんのひな祭りには、桃の果実味を楽しめるピーチネクターがいいかもしれませんね。
ちなみにこの「ネクター」の語源は、ギリシャ神話に出てくる「神々の飲み物」という意味の「ネクタル」だと言われています。ネクターは果実をすり潰してつくる、濃厚なドリンク。1960年に森永製菓が商標登録をしていましたが、その後、商標の運用は社団法人日本果汁協会に一任されました。今では一定の基準をクリアしたネクタードリンクが各社から発売されています。
桃の実が食べられるのは夏までおあずけですが、果実味たっぷりのピーチネクターでお雛祭りをお祝いするのもよさそうです。

 

 

 

この作品は、2006年3月号『はんど&はあと』P9の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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