- 2015-3-16
- はんどカフェBlog
穴のあいた有孔ボードを使って、便利なキッチンツールボードの作り方を紹介します。キッチン道具はあれこれ揃えたけれど、必要なときに見つからない、いつの間にか買ったことを忘れてた、なんてことはありませんか? お気に入りのキッチン道具たちは、ひきだしにしまわずディスプレイして“見せる”収納にチャレンジしてみましょう。
好きな位置にフックを移動して使おう
ワイヤーを曲げて作ったフックは、有孔ボードの穴に差し込んでとめるだけです。かけるツールに合わせて移動して使えるから便利。
アンティーク風なペイントで
長いツールは、上側の板のクギに引っかけて収納します。板は、ペイントした上からヤスリをかけて、アンティーク風なニュアンスを出しました。
「キッチンツールボード」の作り方
【材料・道具】
・厚さ1.2cmの杉板30cm×5cmを2枚
・厚さ0.5cmの有孔ボード30cm×45cm
・長さ2.5cmのクギ 3本
・長さ1.3cmのビス 8本
・ワイヤー 12cmを好みの本数
ペンキまたはアクリル絵の具(白、水色)、はけ、定規、金づち、プラスのドライバー、木工用ボンド、紙ヤスリ(#80程度)、新聞紙など下に敷くもの
【作り方】
※単位はcm。
1.杉板2枚にペイントする。
①白でペイントして乾かす。
②上から水色をペイントして乾かす。
③紙ヤスリで、好みの色や風合いになるまでこする。
2.有孔ボードの表側の上下に1の杉板の裏面を合わせてつけ、クギを打って仕上げる。
①端を揃えて、ボンドで貼る。
②裏側からビスでとめて、固定する。
③クギを白でペイントして乾かす。
④杉板に、③を斜めに打つ。
※位置が有孔ボードの穴と重なる場合は、ビスを少しずらしてとめる 。
※左側、下側も同様にビスをとめる。
⑤ワイヤーを半分に折ってから折った方の端(★)を曲げて、フックの形を作る。
⑥有孔ボードの穴に入れ、裏側で端を曲げてとめる。
横から見たところ
意外なシーンで使えるキッチンツール
どこの家庭にもある大中小の計量スプーン。ほかのスプーンと違うのは、柄がまっすぐで、へこんでいる部分がまん丸というところ。この柄の形状はゴボウの表面をこそげたり、キュウリのいぼの部分を取り除いたりするのに便利。また、へこんだ部分はメロンやスイカなどの果実を、まん丸にくり抜くのにも使えます。まるでお店で食べるようなフルーツポンチを作ることができますよ。
ほかにも、コーヒーのペーパーフィルターは、かつお節を入れてドリッパーにセットして、コーヒーと同じようにお湯を回しかけるだけで、簡単にだしがとれるのだそう。少量のだしをとりたいときに便利ですね。また、ヨーグルトを入れて一晩置くだけで、水切りヨーグルトができます。水切りヨーグルトはジャムをかけてそのまま食べたり、チーズケーキするほか、お料理の隠し味にも使えます。
キッチン道具を整理するボードを作って、おしゃれなキッチン空間を作れば、毎日の料理もアイデアに満ちたものになりそうです。
この作品は、2010年2月号『はんど&はあと』P18、20の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:松本恵理