まるで“モチクリーム”みたい!?電子レンジでできる簡単、大福おやつ

daihuku_purin

神戸発のおもちデザート、モチクリームは、フレーバーあんやクリーム、ソースをもっちりとした皮で包んだ大人気のスイーツです。コロンとした丸い形と、バリエーション豊かな味わいで、手みやげとしても喜ばれていますよね。今回紹介する大福のおやつは、白玉粉で作る生地に生クリームをベースにした具を包みます。もっちりとしたおもち風の食感と、生クリーム+αの具で、まるでモチクリームのような和洋折衷の大福もちです。作り方は簡単で、皮となる生地は白玉粉と砂糖、水を混ぜ電子レンジでチン。ゴムべらでぐるぐるかき混ぜて作ります。具となる生クリームは泡立てて好きな具を入れて、一旦凍らせておくのがポイントです。

 

電子レンジで簡単にできるもっちり大福、基本の作り方

まずは、大福もちの具の準備の方法と、生地の作り方を覚えましょう。
>>電子レンジで作る「もっちり大福」基本の作り方をマスター!

 

アレンジ1:生クリーム+プリン

【材料】(6個分)
・生クリーム…60ml
・砂糖…10g(大さじ1)
・プリン(市販)…1個
※形がくずれにくく、小さめのものを使用する。

【作り方】
プリンは、 6等分にカットする。「基本の大福」の作り方を参照して具の生クリームを準備し(<生クリームの場合>参照。(ただし、作り方 3で、プリンを1切れずつ入れてから、生クリームを上に1/6量ずつのせる)、生地を作って具を包む。

 

アレンジ2:生クリーム+桃缶

【材料】(6個分)
・生クリーム…60ml
・砂糖…10g(大さじ1)
・桃(白桃)の缶詰(半割り)……1切れ

【作り方】
桃は汁けをきって、 1切れを12等分にカットする。「基本の大福」の作り方を参照して具の生クリームを準備し(<生クリームの場合>参照)、生地を作って具を包む。

 

「腹太餅」が転じて「大福餅」に

いちご大福や豆大福といった大福もちの特徴は、ほっこりとかわいらしい丸型というところ。大福もちの歴史をひもといてみるとその昔、今よりも大きくて「鶉焼(うずらやき)」と呼ばれるあん入りの餅菓子がありました。うずらのお腹のようなコロンとした形から「腹太餅(はらふともち)」とも呼ばれていたそうです。その後、江戸時代になり少し形を変えて「大福餅」として売り出したところ大ヒット。これが今に伝わる大福もちの原型だと伝わります。「大きな福」と書く大福もちは、なんだか縁起のいいネーミングですよね。「大福長者」とは、非常なお金持ちのことをいいます。今回紹介した生クリーム大福もちをたくさん作って、お友達におすそ分けするのも楽しそうです。

 

 

 

この作品は、2010年7月号『はんど&はあと』P67の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:本間節子(ほんませつこ)http://www.atelierh.jp/

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