プードルファーで冬仕様のバッグに簡単変身!カゴカバー&ヘアゴムの作り方

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夏に活躍する涼しげなカゴバッグをリメイクして、冬仕様のバッグにしてみませんか。リメイクといっても、もこもこ素材のプードルファーとフリース生地を使ってカバーを作るだけ。また、余った生地でヘアゴムも作ってみましょう。ヘアアクセサリとしてだけでなく、手持ちのバッグの持ち手に巻けば、冬っぽいチャームにもなります。
プードルファーの魅力はそのもこもこ感。生地の名前のもとになった犬のプードルも、ふわふわの巻き毛が魅力です。プードルはもともとヨーロッパで活躍していた水猟犬で、泳ぎが得意な犬なのだそうです。毛がくるりと巻いてふわふわしているのは、毛の間に空気をためて体温を保ち、水に浮きやすくするためだと言われています。賢さと優雅な体型から古くからフランスの貴婦人に気に入られ、次第に愛玩犬として飼われるようになったのだそうです。日本では 2008年以降、JKC(ジャパン ケネル クラブ)の登録犬数がナンバーワンという人気ぶり。中でも一番小さなトイ・プードルがたくさん飼われているようです。
まるでトイ・プードルを思わせる、もこもこの生地を使って、冬らしいアイテムを作ってみてください。

 

プードルファーで作る「カバーリングカゴバッグ」の作り方

【材料・道具】
・プードルファー(ライトベージュ) 外側面:a(カゴバッグの入れ口の外周+2)×b(15)cm
・タータンフリース地(紺と緑のチェック) 内側面:c(カゴバッグの入れ口の内周+2)×d(カゴバッグの高さ+2)cm、内底:カゴバッグの内底面の周囲に1cm縫い代をつけたサイズ
・カゴバッグ(小さめのもの) 1個
※入れ口内周部分+内底の縦幅が93cm以内で、高さが20cm以内のもの。

【用意するもの】
ミシン(あれば)、ミシン糸または縫い糸(白)、縫い糸(ボタンなど副資材と同色)、縫い針、まち針、ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台

【作り方】※単位はcm。
※手縫の場合は、指定以外は半返し縫いで縫う。

1.内布をつける
①フリース地・内側面を中表(布の表側どうしを合わせる)に半分に折り、図のように端を縫う。縫い代を割る。
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②①とフリース地・内底を、図のように中表にしてぐるりと1周縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。

③フリース地・内側面の反対側の端を、裏側に1cm折る。
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④③をカゴバッグの内側に入れ、入れ口をまつり縫いの要領で縫いとめる。

カゴバッグ

2.外布をつける
①プードルファーを中表に半分に折り、図のように端を縫う。縫い代を割り、アイロンで押さえる。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。

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②①を表に返し、カゴバッグの外側に、図のようにかぶせる 。
※プードルファーの上下の端は、1cm程度裏側に折り込むと、きれいに見える。
※プードルファーがずれてしまう場合は、上端を所々、カゴバッグに縫いとめる。

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プードルファーで作る「ポンポンヘアゴム」の作り方

【材料・道具】
・プードルファー(ライトベージュ) 直径7cmの円
・タータンフリース地(紺と緑のチェック) 直径10cmの円
・ヘア用輪ゴム(茶色) 1個
・手芸用化繊綿または生地の切れ端 適量
縫い糸(白、茶色)、縫い針、定規、糸切りばさみ

【作り方】※単位はcm。
※指定以外は、縫い糸(白)で縫う。

1.プードルファーを縫う
①プードルファーの1cm内側を図のようにぐし縫いし、化繊綿または生地の切れ端をのせる。
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②縫い代を内側に入れ込みながら、糸を引っぱって縮めてとめ、糸を切る。
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2.フリース地を縫う
①フリース地の1.5cm内側を図のようにぐし縫いし、化繊綿または生地の切れ端をのせる。
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②縫い代を内側に入れ込みながら、糸を引っぱって縮めてとめ、糸を切る。
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3.ヘア用輪ゴムにつける
ヘア用輪ゴムに、①と②をそれぞれ、縫い縮めたところを縫い糸(茶色)で縫いとめる。
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もこもこプードルファーの扱い方

毛足の長い生地は、裁つとき・アイロンがけ・縫うときの扱いのコツさえ覚えておけば大丈夫です。まず裁つときには、毛を切らないよう、裏側の布のみを、はさみでつまむようにカットします。毛足を落ち着かせたいときにはアイロンをかけますが、このときに生地から少し浮かせてスチームアイロンをかけましょう。縫い代などを割る場合は、低温に設定して、当て布をしてからかけてください。毛足の長いプードルファーを縫ったら、縫い代部分の「毛」だけをカットします。また、プードルファーを縫い合わせて表に返したら、はぎ目からプードルファーの毛足を目打ちなどで引き出すと仕上がりが美しくなりますよ。

 

 

 

この作品は、2014年1月号『はんど&はあと』P21、27、28 の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:馬場柚香里

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