- 2014-3-7
- はんどカフェBlog, 作り方, 読み物
ビタミンCが豊富ないちご
ビタミンCは美白効果やアンチエイジング、風邪の予防などに効果があるといわれています。それだけでなく、ビタミンCが不足すると病気になったり、最終的には命を落としてしまうほど、生きていくために大切な栄養素です。ビタミンCは体内で作ることができないため、外から摂取する必要があります。しかし体内に蓄積することができないので、一度にたくさん摂っても、余分なビタミンCはそのまま体外に排出されてしまいます。だから、毎日ビタミンCの摂取を意識した食生活を心がける必要があるのです。ビタミンCを多く含む野菜の代表は赤ピーマンや芽キャベツ。「日本食品標準成分表2010」によると、100g中に含まれるビタミンCの量は赤ピーマンで170mg、芽キャベツで160mgなのだそうです。果物の中ではいちごが62mg、レモンの果汁が50mgと多く、温州みかんは35mg、りんごは4mgです。果物の中でもいちごはビタミンCを豊富に含んでいるのです。
「レモン●個分のビタミンC」となったワケ
ところでビタミンCを含むお菓子や飲料に「レモン●個分のビタミンC」とうたわれているのを見かけたことはありませんか? なぜ「レモン●個分」というのでしょうか。それは昔、農林水産省で定めた「ビタミンC含有菓子の品質表示ガイドライン」というものがありました。ビタミンCを含むお菓子の表示について「レモン1個分のビタミンCを20mg」と決めて、消費者がイメージしやすくしていたのだそうです。このガイドラインは2008年に廃止されましたが、ビタミンCの含有量の基準がレモンだったのは、そういうワケがあったようです。
「いちごのはちみつクリームサンド」の作り方
ビタミンCは熱に弱いという性質があるそうです。ですから、いちごも生で食べるのがいちばん。フレッシュないちごを丸ごと食べるのもおいしいですが、フルーツサンドにしてビタミンCがいっぱいの朝ごはんを作ってみませんか? 最近では「とちおとめ」や「さちのか」などいろいろな種類のいちごがありますが、「いちごのはちみつクリームサンド」には「あまおう」などの甘味の強いものがおすすめです。
【材料】(2人分)
・いちご…約10粒
・クリームチーズ…50g
・はちみつ…大さじ1½
・生クリーム…50ml
・食パン(10枚切り)…4枚
・(好みで)シナモンシュガー…適量
【下準備】
●クリームチーズは、常温に戻してやわらかくする。
【作り方】
1.ボウルにクリームチーズを入れ、はちみつを加えて、泡立て器でよく混ぜる。さらに生クリームを加え、ふんわりとするまで泡立てる。
2.食パン4枚それぞれの片面に、1をまんべんなく塗る。
3.いちごはヘタを取って5mm厚の薄切りにし、2の2枚に隙間ができないように並べ(写真)、残りの2の2枚でサンドする。ラップで包み、冷蔵室で10分ほど休ませる。
4.3 の食パンの耳を切り落とし、食べやすい大きさにカットする。好みでシナモンシュガーをふる。
この作品は、2012年3月号『はんど&はあと』P40の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:星谷菜々(ほしやなな)http://www.apron-room.com/