ゆらゆら揺れるタッセルをアレンジしてお気に入りの雑貨を作ろう

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タッセルは衣服などの縁につけられる房飾りのことで、もともとはマントの留め具だったと言われています。カーテンを留める「カーテンタッセル」という名前を聞いたことがあるという人も多いかもしれません。タッセルは動くたびにかわいく揺れるので、チャームにしたり、カゴバッグにデザインのポイントとして取り入れるなど、さまざまなシーンで活躍します。自分で作ることもできますが、今回は既製品のタッセルを、簡単な雑貨にアレンジする方法を紹介します。たとえば、大きめの二重カンにタッセルを通しただけで、おしゃれなキーホルダーになります。通すタッセルの色や数は好みでOKです。

 

リボンに通してガーランドに

適当なリボンにタッセルの輪を通し、等間隔に並べればガーランドに。デコボコがあるリボンを使うと、タッセルのストッパー替わりになります。お部屋のアクセントにも。

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ワイヤーの輪に下げてモビールに

細いワイヤーの輪の中に、タッセルをぶら下げたモビールは、透明感のあるビーズと組み合わせると夏らしいインテリアになります。タッセルの色が目立つよう、ビーズやワイヤーは、白を基調にまとめてみて。ビーズの質感やタッセルの色を変えれば、秋や冬のモビールができますよ。

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【材料・道具】
・太さ1.5mmのカラーワイヤー(白) 50cmを3本
・糸(白) 適量
・ビーズ(好みの色、形、サイズ) 適量
aタッセル(好みの色) 3個
セロハンテープ、はさみ、糸切りばさみ、接着剤、定規

【作り方】
1.①ワイヤーを、直径約7.5cmの円になるようにふた巻きする。ワイヤーの片端から、好みのビーズを、好みの数通す。

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②ワイヤーの端どうしを少し重ね、セロハンテープでとめる。

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③残りのワイヤー2本も、同様に作業する。

 

2.①糸の片端を折って、2本一緒にひと結びして、輪を作る。

②①の反対側の糸端を、ビーズに図のように通す。
※図のように通すと、ビーズが固定できる。

 

③①のワイヤーの、セロハンテープでとめた部分に糸端を巻いて、aタッセル1個の輪に通してから2回結ぶ。余分な糸を切り、結び目に接着剤をつける。

 

④ワイヤーの輪と輪の間にも②③と同様に糸にビーズを通してつなげるが、上側の糸端は、上の輪のビーズの間のワイヤー1本に、糸を巻いて2回結ぶ。余分な糸を切り、結び目に接着剤をつける。
※固定された2個のビーズの間(★参照)には、ビーズが動くように、固定せずに糸に通すだけでもよい。

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日本の揺れる飾り「つるし飾り」

上からつり下げてゆらゆら楽しむモビールですが、日本にもモチーフをつなげてつり下げる「つるし飾り」という工芸品があります。布で作った縁起物のモチーフをひもでつなげて、女の子の初節句に飾ったと伝わります。伊豆稲取の「雛のつるし飾り」、福岡柳川の「さげもん」、山形酒田の「傘福」が有名です。つるすモチーフの数は、割り切れる偶数を避けて奇数とする場合が多いそうです。
ワイヤーとタッセルで作るモビールができたら、和のつるし飾りにもチャレンジしてみるのも楽しそうです。

 

 

 

この作品は、2012年7月号『はんど&はあと』P22の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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