暑い夏にゆらゆら揺れて涼を呼ぶ「お魚モビール」の作り方

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蒸し暑い夏、されど節電の夏! 少しでも涼しげなインテリアで、毎日の生活を快適に過ごしたいですね。軒下に揺れる風鈴は、昔ながらの涼を呼ぶ知恵のひとつですが、最近の住宅事情では音をたてる風鈴は敬遠されがち。そこで今回は、風鈴のかわりになりそうなモビールの作り方を紹介しましょう。軽量粘土で魚と丸形を作り、ブルーのアクリル絵の具で塗ってモチーフを作ります。そのあとアルミワイヤーをくるくる巻いて、適当なところにモチーフをつり下げていくだけ。水中で気持ちよさそうに泳ぐ、お魚モビールの完成です。

 

「お魚モビール」の作り方

【材料】
・軽量粘土 約100g
・アルミワイヤー(太さ 0.2cm)約 160cm
アクリル絵の具(青、水色、空色)、筆、縫い糸(白)、縫い針、定規、木工用ボンド、キリ

 

【作り方】
※単位はcm。

1.アルミワイヤーを、図のように手で巻く。

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2.軽量粘土で、魚とボールを作る。よく乾かしてから、アクリル絵の具でペイントする。

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水色と青に1個ずつペイントする

 

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水色と空色に1個ずつペイントする

 

ボール

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水色と青に1個ずつペイントする

 

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水色3個と空色1個にペイントする

 

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水色と青に1個ずつペイントする

 

3.2のパーツに、糸を通す。
※糸は、それぞれつるしたい長さ+余分を用意する。※直径 1.6cmのボール(水色)1個は、糸をつけずに残しておく。

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※糸は、それぞれつるしたい長さ+余分を用意する。※直径 1.6cmのボール(水色)1個は、糸を
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4.1のワイヤーを、らせん状にのばして、3のパーツをつける。
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夏の風物詩、金魚

風鈴と同じく日本の夏の風物詩のひとつが、金魚。お祭りの屋台や町内会のイベントで金魚すくいを経験したという人も多いかもしれません。金魚は中国でフナの突然変異から生まれたと言われています。その後、品種改良を経て、今ではさまざまな金魚が流通しています。中国から日本には室町時代にわたってきたという説があり、当初はお金持ちの道楽でした。そして平和が長く続いた江戸時代に、庶民の間でも流行したのだそうです。金魚すくいがはじまったのも、江戸時代からなのだとか。

水槽の中で泳ぐ金魚は見ているだけで涼しげですが、水槽を準備したり毎日の世話、病気のことを心配したりと、生き物ですのでなにかと手間がかかるもの。今回紹介したお魚モビールなら気軽に金魚鉢の世界を再現できそうです。今回はブルーの絵の具で作りましたが、金魚をイメージしてカラフルなモビールを作ってもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

この作品は、2007年7月号『はんど&はあと』P66の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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