100円ショップの素材を使って「デコパージュ」収納ボックス

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コスメ&文具の整理は“見せる”収納に

新発売のカラーは試してみたいし、かといって古いものを捨てる気にもならず……。アイカラー、リップ、チークなどコスメアイテムは知らないうちに増えていきますよね。ほかにもブラシやシュシュなど、コスメ系の小物はきちんと整理しておかないと雑然としがちです。コスメの小物類は毎日使うものだから、“しまう”よりも“見せる”収納を心がけるといいそうです。また、ボールペンやハサミなどの文具類もコスメ小物と同じように、いつも使うためのものなので“見せる”収納を考えましょう。

 

小物収納アイテムの宝庫100円ショップでデコパージュに挑戦

小物類を整理する箱なら、100円ショップでいろいろな大きさと形のものが見つかります。収納したいものをイメージしながら箱を揃えたら、ぜひデコパージュにチャレンジしてみてください。デコパージュとは、好きな柄のペーパーナプキンを専用のりで貼っていくヨーロッパ生まれの手工芸。昔、ベネチアの家具職人が日本の漆工芸に影響を受けて作ったのが始まりといわれており、今ではプラスチックや布など好みのベースにペーパーナプキンや印刷された紙の柄を使って素敵なアート作品がたくさん作られています。100円ショップで透明な収納ボックスを見つけたら、ペーパーナプキンとのり、平筆を用意して早速デコパージュをはじめてみましょう。

 

デコパージュ作品を上手に作る3つのコツ

デコパージュでのりを塗るのは平筆が便利です。平筆は毛の根本の3分の1程度はのりをつけないように気をつけましょう。根元までのりがついてしまうと固まりやすくなり、余分なのりが筆に残るようになってしまいます。使った後は、すぐにぬるま湯でよく洗ってください。次に、のりは貼るペーパーではなく、ベースとなる箱に直接塗ります。貼りたいペーパーよりも少し広めにのりを塗っておき、はみ出た部分はそっとふき取ってください。3つ目のコツは、ペーパーを貼り付ける時はかならず乾いた手で行うことです。手が濡れていると薄いペーパーが手にくっついてしまい、うまく貼ることができません。丁寧に、焦らず作るのがコツですね。

 

ここでは、CD用のアクリル収納ボックスを使って作り方の一例を説明します。

 

収納ボックス

【材料・道具】
道具はこちらを参照(好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方)

・CD用アクリル収納ボックス 1個
※作品は13.5×27×高さ15.5cmのもの。
・ペーパーナプキン(ドット、チェック、花、鳥などのパッチワーク、ロマネスク調のストライプ、花、チョウなどの柄) 数枚
・定規

【作業の進め方】
基本の作業はこちらを参照(好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方)

1.デコパージュをする
「基本の作業」に沿って、CD用アクリル収納ボックスにデコパージュをする。
※ただし、2は省略する(下塗りはしない)。

絵柄の切り方(基本の作業4)
いくつかの絵柄(ストライプ、ドット、チェック、花、鳥、チョウなどの柄)を4~6cm四方にカットする。全部合わせると、底を除いた側面4面すべてに貼れるだけ用意する。
※広い面にパッチワーク風に貼るため、四角く切り抜く。
※作品はパッチワーク柄のペーパーナプキンを、それぞれの絵柄に沿って切ったものも組み合わせて使用している。

絵柄の貼り方(基本の作業5)
側面4面のうちの1面の左上から右に向かって、1枚ずつ、横1周に4面ぐるりと貼り、貼り終わったら下の段に移る。底を除いた側面4面を、隙間がないように、すべて貼る。このとき、ペーパーナプキンどうしの間も、隙間がないように数mmずつ重ねて貼り、一番上の段と一番下の段は、ベース(CD用アクリル収納ボックス)からはみ出すように貼る。

2.仕上げる
はみ出しと、あれば穴の処理をし、再度、のりを塗ってコーティングする。

この作品は、2013年9月号『はんど&はあと』P16の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:rico http://ameblo.jp/mattarico/

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