好きなデザインの紙を貼るだけで簡単! 「デコパージュ」とは?

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デコパージュってなに?

テーブルにあるだけで華やかさを添えてくれるペーパーナプキン。色や柄が豊富で、ティータイムにケーキやクッキーをのせたり、お菓子をプレゼント用にラッピングするときにも大活躍しますよね。このペーパーナプキンなどのような紙を、ベースとなる布や木に貼っていくのがデコパージュです。ベースは布などのほか、プラスチックやガラスなど身近にある素材を使うことができます。そのベースにペーパーナプキンの使いたい柄を切り取り、ノリを使って貼っていきます。まるでそこに描かれているかのような風合いに仕上がるのが魅力です。無地で殺風景だったボトルやトレーを、あっという間に自分好みの雑貨に変身させることができ、クラフトファンに人気を呼んでいます。

デコパージュのルーツは日本に!?

そもそもデコパージュは、日本の漆器の技法がもとになっているのだそうです。漆器とはみなさんもご存じのとおり、木や紙などに漆を塗り重ねていく日本の伝統工芸品ですよね。18世紀頃にイタリアのベネチアの家具職人が漆工芸を真似たのが始まりと言われ、その後ヨーロッパの貴婦人たちの間で趣味として広まったと伝わります。「デコパージュ」という言葉はフランス語の「切る」が語源で、紙を切り、筆や刷毛を使ってノリで貼り固めていくことで完成します。漆を塗り重ねてできる日本の漆工芸が、形を変えて私たちの暮らしを彩る手芸品になったと思うと、なんだか不思議ですね。

もっと知りたい、デコパージュのこと

デコパージュのベースには、アクリルなどのプラスチック素材のほか、石けんやキャンドル、布、木、ガラス、陶器などを使うことができます。布の場合は、起毛していると剥がれやすいので避けた方がよいでしょう。厚手の帆布などがデコパージュには向いているようdす。薄いペーパーを貼るので、ベースには白や生成り、透明なものを選ぶとペーパーの絵柄を生かせていいかもしれませんね。また、ペーパーナプキンのほか、カラーコピーの紙や包装紙、薄手の紙袋なども使えます。これらの紙はペーパーナプキンに比べて厚さがありますので、少しデコボコした仕上がりになります。ペーパーナプキンを使うと段差が出にくいのでキレイな仕上がりになりますが、貼る時に敗れやすくシワになりやすいので、慎重に作業する必要があります。

具体的にどんなものができるの?

例えばプラスチック製のペン立てやアクリルボックスを、好きなペーパーナプキンでデコレーションして小物収納ボックスにしてみるのもいいでしょう。デコパージュ初心者なら、用途に応じてさまざまなケースが揃う100円ショップがおすすめです。また、木製のトレイやハンガーも雰囲気のある作品に仕上がります。少し慣れてきたら、キャンドルや石けんにデコパージュして友人へのプレゼントにしたり、子どもの上履きにデコパージュすることもできます。好きな柄のペーパーナプキンを見つけて、ぜひデコパージュにチャレンジしてみてください。

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