レモンソースが爽やかなローストチキンでメリークリスマス!

クリスマス料理

日本のクリスマスは友達とパーティーをひらいたり、恋人同士なら特別ディナーを食べに行くデートの日というイメージが強いかもしれませんね。欧米のクリスマスは家族と過ごす日とされていて、家族がそろって食卓を囲んだ晩餐に七面鳥(ターキー)を焼く習慣があるのだそうです。ターキーのほか、イギリスなどではローストビーフを焼く家庭もあるのだとか。クリスマスにチキンを食べるのは、日本ならではの文化だとも言われています。
日本では戦国時代に、宣教師フランシスコ・ザビエルによってキリスト教が伝来しました。それと合わせてクリスマスの文化が伝わったと言われています。その後鎖国の時代を経て明治時代を迎え、日本に西洋文化が広まるとともに、さまざまなクリスマスイベントが浸透したそうです。当初は日本でも「クリスマス=七面鳥」という風潮があったそうですが、1970年代にケンタッキー・フライド・チキンが「クリスマスにはフライドチキン」という宣伝をしたことから、日本では「クリスマス=チキン」という印象が定着したと言われています。ほかにも日本では生クリームたっぷりのイチゴショートケーキが定番ですが、こちらも日本独特の文化なのだとか。ドイツではドライフルーツやナッツを生地に練り込んだ焼き菓子、シュトーレンがクリスマスの定番のお菓子。クリスマスを待つアドベント期間中に、一切れずつ食べるのが習慣なのだそうです。
今回紹介する「ローストチキンのレモンソースがけ」は、肉と野菜を天板に並べて一度でオーブンに焼くだけの簡単レシピです。文化や習慣は違っても、クリスマスは1年で一度の楽しいイベント。家族や恋人と一緒においしいディナーを食べながら、楽しいクリスマスを過ごしてくださいね。

 

「ローストチキンのレモンソースがけ」レシピ

【材料】 (4人分)
ローストチキン
・骨つき鶏もも肉…4本
・ローズマリー…4枝
・にんにくの薄切り…4片分
・塩…小さじ4
・こしょう…適量

ロースト野菜
・れんこん…1節
・さつまいも…1/2本
・ごぼう…1/2本
・栗の甘露煮…12粒
オリーブオイル…適量

レモンソース
・白ワイン…大さじ4
・レモン汁…大さじ1
・塩、こしょう…各適量
・コーンスターチ…小さじ約1
(飾り)ローズマリー…適量

 

【下準備】
●天板に、アルミホイルを敷く。
●オーブンは、200℃に予熱する。

 

【作り方】
1.骨つき鶏もも肉は、内側の骨に沿って切り込みを入れ、塩とこしょうをふり、手でよくなじませる。切り込みに、ローズマリーとにんにくを詰め、天板にのせておく(写真)。

2.れんこん、さつまいも、ごぼうはよく洗い、皮つきのまま、食べやすい大きさに切る。

3.1を、ひっくり返し、皮目を上にして並べる。あいたスペースに、2と汁けをきった栗の甘露煮を並べ、全体にオリーブオイルを回しかける。200℃のオーブンで約30分焼く。

4.レモンソースを作る。3の肉と野菜を取り出し、天板に残った肉汁を、鍋に移す。白ワイン、レモン汁、塩、こしょうを加えて中火にかけ、木べらでよく混ぜながら煮立てる。水小さじ2(材料外)で溶いたコーンスターチを、混ぜながら少しずつ加え、軽くとろみをつける。

5.器に肉と野菜を盛り、4をかけ、ローズマリーをのせる。

料理

 

 

この作品は、2009年12月号『はんど&はあと』P28の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
調理・スタイリング:星谷菜々

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