- 2015-2-10
- はんどカフェBlog

インフルエンザが気になる冬の季節、手洗い、うがいをするために仕事中や外出先でお化粧ポーチをもってお手洗いに立つ機会も多いでしょう。そんなときに意外と人に見られているのがお化粧ポーチ。かわいいハートを刺しゅうした、こんなポーチなら、お手洗いに立つのも楽しくなりそうです。
布の大きさとファスナーの長さを変えて小銭入れにしたり、形を変えてペンケースにもなりそうです。ハートのモチーフは古くから愛を象徴するものだと言われています。バレンタインならハート型のチョコレートで愛を贈ったり、自分が使うアイテムにハート形を用いて愛の成就を願うというのもいいですね。いつも身につけているポーチには、ハートモチーフの刺しゅうがおすすめです。
「ハート刺しゅうのぺたんこポーチ」の作り方
【材料・道具】
・ウール地(生成りに水色と茶色のチェック)20cm×26cm
・木綿地(生成りに水色と茶色の水玉)20cm×26cm
・ファスナー(片留めタイプ/18cm)1本
・フェルト(生成り)直径2cmの円形を2枚
・幅0.5cmのグログランリボン(水色)2cm
・直径0.8cmの丸カン 1個
定規、ペン型チャコ(消えるタイプ)、糸切りばさみ、刺しゅう針、25番刺しゅう糸(白、ベージュ、こげ茶、水色)、まち針、ミシン、ミシン糸(生成り)、アイロン、アイロン台、縫い針、縫い糸(生成り)、ペンチ
【作り方】
1.ウール地の表側に図のようにハートを書き、刺しゅう糸2本取りで、サテンステッチをする。
サテンステッチ
2.1のウール地に木綿地を中表(布の表側どうしを合わせる)にしてのせ、上端に、ファスナーを、裏側を上にして図の向きにはさむ。左端を2cm残して縫う。
3.ファスナーを少し開いて上側の端をカーブさせ、2で縫い残した部分を縫う。
※縫い終わりを、2の縫い目と重ねる。
4.2で縫った辺と反対側のウール地(◆)と木綿地(◇)の辺を中表に合わせて、ファスナーの縫っていない辺をはさみ、2、3と同様に縫う。
5.4のファスナーを半分くらい開き、木綿地を上に開いてたたみ直す。縫い代をウール地側に倒し、返し口を残して両わきを縫う。
※カーブさせたファスナーの端を縫わないように気をつける。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いする。
6.5のファスナーを開いて、返し口から表に返し、返し口をはしご縫いでとじる。
はしご縫い
7.フェルト2枚を重ね、グログランリボンを二つ折りにして間にはさんで、ぐし縫いする。リボン部分以外の周囲に、刺しゅう糸1本取りでブランケットステッチをする。リボンとファスナーを丸カンでつなぐ。
冬には手洗い&うがいを習慣に!
インフルエンザが猛威をふるうのは、おおよそ11月から3月の間。実はインフルエンザウイルスは1年中、常に存在しているのだそう。でも日本で夏にインフルエンザがあまり流行らないのは、インフルエンザウイルスが高温多湿の環境を嫌うからなのだとか。空気が乾燥して気温が下がる冬は、ウイルスが生存するのに好環境なのです。さらに、寒い冬には人間の血管が収縮して、ウイルスなどの外敵を除外する機能が下がるのだそう。冬はウイルスが生存しやすい環境の上に、感染しやすい体になっていることが、インフルエンザが流行する理由なのですね。インフルエンザ対策として有効と言われているのが、乾燥しやすい室内の湿度を上げること。加湿器などを使って、50~60%程度の湿度を保つのがよいのだそうです。また、体内にウイルスを入れないことも大切。帰宅したときはもちろん、外出先で食事をするときは、その前に、しっかりうがいと手洗いをすることを習慣にしたいですね。
この作品は、2010年2月号『はんど&はあと』P55、57の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子