- 2014-11-1
- はんどカフェBlog

食事をするときの名脇役ともいえる存在が、箸置き。箸の先がテーブルに直接触れないように、また箸が転がらないようにするためのもので、日本では箸の先が左側を向くように手前側に置くのが通例です。箸置きはもちろんなくても食事はできますが、あるとよりスマートで楽しい食卓を演出できます。懐石料理レストランなど和食の世界では、四季折々の器に料理を盛りつけますが、一般家庭では季節ごとの食器をすべて揃えるのは難しいですよね。そんなときには、保管場所をとらない箸置きで季節感を表現してみるのはいかがでしょうか。
今回は、オーブン陶芸の箸置きの作り方を紹介します。オーブン陶芸とは、オーブン陶土という専用の粘土を使って、家庭のオーブンで焼いて作る陶芸クラフトのこと。粘土を好きな形にカットして乾燥させて、オーブンで焼きます。素焼きの素朴な雰囲気を楽しむのもいいですし、アクリル絵の具で好みの色をつけることも可能です。このモチーフにリボンを通す穴をつけて作れば、ラッピング飾りにもなります。
オーブン陶芸で「箸置き」を作ろう
>>オーブン陶芸に必要な道具と基本の作り方
【材料】(2個分)
オーブン陶土(ナチュラル)花用:20g、花芯用:適量
【作り方】
※単位はcm。
1.花用のオーブン陶土を2等分し、それぞれをボール状に丸め、てのひらで直径5cmの円形 につぶす。
2.花びらの型紙を作り、型紙を当ててつまようじで余分をカットし、 花びらの境目の筋を入れる。写真を参照して 花びらの筋や外側のギザギザの形をつける(オーブン陶芸基本の作業1参照) 。
3.ひとつまみのオーブン陶土を直径0.6cmの円形に整え、2の中央にのせて押さえる(これが花芯になる)。花びらの先は、指でつまみ上げて、少し角度をつける。好みで、つまようじで花芯に模様の筋を入れてもOK(画像参照)。
※ラッピングに使用する場合は、ここで、花芯の両わきに、リボンを通すための穴をつまようじであける。
4.乾燥させて、焼成する(オーブン陶芸基本の作業2、3参照)。
5.全面をアクリル絵の具で好みの色に塗り、乾かす 。
オーブン陶芸で「ラッピング飾り」を作ろう
乾燥する前に穴をあけてモチーフを作れば、かわいいラッピング飾りに変身!写真のようにリボンを通したり、タグのようにぶら下げてもいいですね。春にはイチゴ、秋にはリンゴなど、簡単なモチーフでキュートな飾りができますので、ぜひオーブン陶芸を試してみてください。
この作品は、2007年10月号『はんど&はあと』P58の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり