「商品ラベルやパッケージを見せずにしまう」布作家酒向さんの収納テク

sg_020p05_03

キッチンや洗面台などの空間は、調理道具や生活雑貨で散らかりがち。しかも、生活に欠かせないものは、すぐに取り出せるというのも収納のポイントですよね。布小物作家の酒向志保さんが教えてくれた収納のコツは、「市販の商品のラベルやパッケージをできるだけに見えないようにしまう」こと。商品のラベルやパッケージには、さまざまな色が使われているのでごちゃごちゃした印象になりますね。そこで、ひと手間ですが、詰め替えたり、布でカバーすることにしたのだそう。そうすると、家全体をながめたときに、雑然としていたところがすっきりするようになるそうです。まずは、棚など広い面積をかくしたいときにぴったりな、目かくしカーテンの作り方を紹介しましょう。手作りですから、おうちの棚のサイズに合わせて作ることができますよ。

 

「目かくしカーテン」の作り方

棚の両端に、L字フックをつけて、カーテンを通した棒をフックにのせるだけでOK。手軽にカーテンをつけることができます。

 

【材料・道具】

・棚:横幅110cm× 高さ63cmのもの
・布(薄紫) 110cm×67cm
・ボタンやチャーム(好みのもの)
ペン型チャコ、定規、糸切りばさみ、ミシン糸(白)、ミシン、アイロン、アイロン台、棚の横幅より少し長い棒(突っ張り棒や木の棒など)

 

 【布のサイズの出し方】

好みのサイズの棚に合わせて作ることができます。
布のサイズは下記を参照してください。

●縦寸法は棚の高さに4cmを足したサイズにカットします。

●この作品は、棚の横幅と同じ幅の布を耳までいっぱいに使用しています。

●使用する布の幅が、棚より長い場合は、棚の横幅に2cmを足したサイズにカットし、左右の両端に縫い代分を取って、ジグザグミシンをかけます(布の耳を上手に利用してもOK)。

●使用する布の幅が、棚より短い場合は、布2枚をはぎ合わせます。その場合、布2枚の横幅の合計寸法を、棚の横幅+
4cmにし、それぞれの布の左右の両端に縫い代分を取って、ジグザグミシンをかけます(布の耳を上手に利用してもOK)。
縦の1辺を縫い代1cmで縫い合わせ、縫い代をアイロンで割ります。

●いずれの場合も、下記の作り方12と同様に作業をしますが、2で左右の端、下側の端の順に縫い代を裏側に折ってミシンをかけ、上側の端を三つ折りにして縫います。

 

【作り方】 
※単位はcm。

1.布の裏側にでき上がり線を引き、上下の端にジグザグミシンをかける。

sg_022p10イラスト_03_03

 

2.下側の縫い代は、裏側に折り、上側の縫い代は、三つ折りにして縫う。表側にボタンやチャームなどを好みの位置につける。棒通し口から棒を通す。
※ 縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。

sg_022p20イラスト_03

 

 

すっきり片付くひと手間テクニック

たとえば毎朝食べるパンなど、少し大きめのものは、エコバッグに入れて収納します。パッケージ全体をすっぽりかくすことができます。
sg_020p02_03

 

また、よく使う調味料は、お気に入りのジャムの空きびんに移し替えて、見える場所に出しておきます。袋詰めされた顆粒だしなどは、小袋のまま入れるだけでもOK。

sg_020p04_03

綿棒やコットン、薬などは、少し大きめのキャニスターに。よく使うものだから、ふたのあけ閉めのしやすさも大切です。

sg_020p03_03

 

 

 

 

この作品は、2008年4月号『はんど&はあと』P20、22の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:酒向志保

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る