- 2014-11-24
- はんどカフェBlog
クリスマスを待つ間のお楽しみがアドベントカレンダー。12月1日からクリスマスまで、1日に1枚ずつめくるカレンダーのことです。カレンダーの日付の部分をめくると、かわいい絵やメッセージがでてきたり、チョコやスイーツなどを仕込んでいるカレンダーもあります。もっと大きなギフトを入れておける袋タイプや、ボックスタイプのアドベントカレンダーもあるそうです。1日ひとつのお楽しみがとびだすカレンダーなんて、なんだか夢がありますね。
「アドベント」とは英語で「到来」、「接近」といった意味ですが、キリスト教では12月25日の4週前の日曜日からイブまでの期間をアドベント(待降節)といい、12月1日からアドベントカレンダーを用意して、クリスマスの準備にとりかかるのだそうです。
今回は、アドベントカレンダーに入れておきたい、クッキーの作り方を紹介します。円形のレモンクッキーに、好きな型でスタンプのようなマークを印します。
アドベントカレンダーに入れたい!スタンプレモンクッキーの作り方
【材料】(直径6cmの丸抜き型 約24枚分)
・レモン(あればノンワックスのもの)… 1個
・バター…110g
・塩…小さじ1/4
・砂糖…70g
・卵黄… 1個分
・薄力粉…170g
・コーンスターチ…30g
【下準備】
●卵黄は2等分する。半分(生地用)は常温に戻し、残り半分(照り出し用)はラップをかけて冷蔵室に入れる。
●バターは常温に戻し、指で押せるようになるまでやわらかくする。
●天板にオーブンペーパーを敷く。
【作り方】
1.レモンはぬるま湯でよく洗い、皮の黄色い部分だけをおろし金ですりおろす(A)。おろし終わった実は半分に切って搾り、小さじ2の果汁を用意する(B)。
Aレモンは皮に付着した汚れや農薬などをぬるま湯で洗い落とし、すりおろす。皮を使うのは、香り高く仕上げるため。
B皮をすりおろしたレモンを搾り、小さじ2の果汁を用意する。果汁が多すぎると生地がゆるくなるので、分量は守って。
2.ボウルにバター、塩、砂糖を入れ、白っぽくなるまで泡立て器で練り混ぜる。1のレモンの皮と果汁を加えて、よく混ぜる(C)。
Cバターが空気を含み、全体が白っぽくなるまでよく混ぜたら、レモンの皮と果汁を加えて、さらによく混ぜてなじませる。
3.半分に分けた卵黄(生地用)を加え、バタークリームのように、ふわふわになるまでよく混ぜる(D)。
D卵黄を加え、泡立て器で生地をすくったときにふんわりとするまでよく混ぜる。卵黄を加えると、生地がまとまりやすくなり、コクのある味わいに。
4.薄力粉とコーンスターチを合わせてふるい入れ、ゴムべらで切るように混ぜ、ひとまとめにする(E)。
E粉類を加えたら、生地を練らないようにゴムべらで切るように混ぜる。粉っぽさがなくなったら、生地を一つにまとめる。
5.4 の生地をラップで包み、冷蔵室で30分以上休ませる。
6.5 の生地をラップ2枚の間にはさみ、めん棒で3mm厚さにのばす(F)。
F2枚のラップで生地をはさみ、めん棒で厚みが均一になるようにのばす。生地がやわらかくなったら、いったん冷蔵室で休ませるとよい。
7.ラップの上から、丸抜き型を軽く押しつけて、生地を抜く位置を決める。次に、円の中央に、円より小さい好みのクッキー型を当て、生地の厚みの半分くらいまで押しつける(G)。このときラップが破れないように注意する。そのまま、再び冷蔵庫で20分以上休ませる。
Gはじめに丸抜き型を軽く押しつけて跡をつける。これをガイドにして円の中央に飾り用の型を当て、生地の厚みの半分まで押しつける。
8.オーブンを170℃に温める。ラップをはがし、薄力粉少量(分量外)をつけた丸抜き型で、7でつけた位置どおりに抜き(H)、天板に並べる。抜いたあとに残った生地は重ねてひとまとめにし、6〜8の作業を繰り返す。
H軽くつけた跡に沿って丸抜き型で完全に抜く。生地がくっつかないよう、型には薄力粉をそのつどまぶす。
9.残り半分の卵黄(照り出し用)に、少量の水(材料外)を加えて溶き、はけで生地の表面に薄く塗る(I)。
I生地の表面に水溶きの卵黄を塗ってから焼くと、焼き色がおいしそうな黄金色になり、型の形がきれいに浮き上がる。
10.170℃のオーブンで、こんがりと色づくまで15分ほど焼く。オーブンの扉を閉じたまま、さらに5分ほどおいてから取り出す。
アドベントカレンダーに入れる時には、透明の袋ではなくワックスペーパーなどを使った中身が見えないラッピングがおすすめです。「今日のスタンプは何だろう?」というように想像が膨らみます。
もし数字の型が手もとにあるなら、日付入りのクッキーを焼いて、毎日1枚ずつ食べるというのもいいかもしれませんね。その時は透明の袋でラッピングしましょう!
この作品は、2011年12月号『はんど&はあと』P56、57の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:星谷菜々
※素敵なアイデアですが、クッキーの日持ちは1〜2週間なので、1ヶ月分入れておくのは厳しいかもしれません…。