春のキッチンを明るくする「リバーシブルキッチンマット」の作り方

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油がはねる調理台や、水がはねるシンク前の床に敷いて使うキッチンマット。このマットがなくても料理を作ることはできますが、調理中に水や油がはねてしまうのは当たり前ですから、マットがあることで床が滑らず安全ですし、床が汚れずにすみますね。毎日活躍するキッチンマットは汚れやすいため、洗濯する機会も多く、気付いたら「もうボロボロ」ということはありませんか?
そこで今回は、季節の変り目に気持ちをリフレッシュさせてくれる、リネンを使ったキッチンマットの作り方を紹介します。大きなリボン模様がアクセントになった、使い心地のいい厚手タイプ。布と布の間にタオル地を使っているので、吸水性もバッチリです。

 

「リバーシブルキッチンマット」の作り方

【材料・道具】
・リネン地(茶色と生成りのストライプ、紫のギンガムチ ェック)、タオル地 各70cm×47cm
※ タオル地は、古くなったバスタオルなどをカットして使うとよい。
・リネン地(ベージュ)8cm×47cmを2枚
・幅1.5cmのリボン(茶色)70cm、53cm ミシン、ミシン糸(ベージュ、茶色)、定規、縫い針、まち針、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台

【作り方】
※単位はcm。ミシン糸は、指定以外はベージュ。
1.リネン地(ストライプ)の表側に、リボンを縫いつける。
①70cmのリボンを図の位置にのせ上下の端を茶色のミシン糸で縫う。
②53cmのリボンを蝶結びして①にのせ、図の位置に茶色のミシン糸で縫いつける。
※縫い始めと縫い終わりは、拡大図を参照して縫う。

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2.本体を作る。
①リネン地(ギンガムチェック)とリネン地(ストライプ)を中表(布の表側どうしを合わせる)にし、タオル地に重ねて、上下の1cm内側を縫い合わせる。
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②図のように表に返し、上下の1.5cm内側を縫う。
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3.2の本体の両端に、リネン地(ベージュ)を縫いつける。
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①本体のリネン地(ストライプ)に、リネン地(ベージュ)1枚を中表に図のように合わせ、縫いつける。
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②リネン地(ベージュ)を折り返し、本体を裏返してリネン地(ギンガムチェック)側を上にする。
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③リネン地(ベージュ)の上下の端を1cmずつ裏側に折り、アイロンで押さえる。残りの1辺も1cm裏側に折り、アイロンで押さえる。
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④本体の端に合わせてリネン地(ベージュ)を折り、はしご縫いで縫いとめる。
※反対側も、同様にもう1枚のリネン地(ベージュ)を縫いつける。
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結んだリボンを縫いつけて

蝶結びした、大きなリボン生地の上にのせて、しっかり縫いつけました。リボンの端には動きをつけて。
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その日の気分で楽しんでも

裏の面は、鮮やかな紫のギンガムチェック。どちらの面を使っても OK なので、1 枚でふたとおりのデザインが楽しめます。
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春を楽しむ野菜料理

キッチンマットを春らしく新調したら、春の素材を使った料理を作りたいですね。春の味覚のひとつであるさくらえびは、日本では駿河湾だけでしか漁獲をしていないのだそう。3月中旬から6月初旬、10月下旬から12月下旬ころの年2回が漁期で、そのほかの期間はさくらえびを保護するために休漁となります。相模湾のさくらえびは甘いことで有名で、かき揚げにして香ばしく食べるほか、春キャベツとさくらえびのパスタもぜひ春に作りたいメニューのひとつ。ちなみにさくらえびは、普通のえびと違って頭、殻、内臓もすべて食べるため、カルシウムをたくさん摂取できるのだそうです。また、殻は食物繊維も含まれていて、栄養豊富というのも魅力です。
ぜひキッチンマットを新調したキッチンで、春の料理を楽しんでくださいね。

 

 

 

 

この作品は、2010年2月号『はんど&はあと』P12、21の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織

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