掛けておくだけでもかわいい!パッチワークで作る「鍋敷き」

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好きな色や柄の布をはぎ合わせて作るパッチワーク。今回はキッチンで活躍するおしゃれな「鍋敷き」の作り方を紹介します。バイアステープが落ち着いた色なので、毎日使っても飽きない1枚です。熱い鍋を置けるように、中にキルト芯を入れて作ります。キルト芯とは、綿のようなふくらみを残しながら、布状になっている化繊の芯地です。様々な厚さのものがあり、作品をふんわりさせたり厚みを持たせたいときに使います。アイロンで接着するものもありますが、ここでは接着しないものを使います。

布選びのコツは、まずはメインとなるカラーを決めることです。今回はブルー系をチョイスしました。小花とチェックというバラバラの柄でも、ベージュの布を使うことでうまくまとまります。手作りの温もりが伝わるパッチワークの鍋敷きがテーブルの上にあるだけで、居心地のいいキッチンになりそうです。

 

パッチワークで作る「鍋敷き」の作り方

【ピースの型紙】
※単位はcm。
※型紙を作り、ピースを揃える。
まずは厚紙を使って、以下の図を参考に型紙を作ります。外側の線が断ち切り線、内側の線ができ上がり線です。
(詳しくは「型紙作り、ピースを断つ」参照。

c〜g
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【材料道具】
表布
・a・i(紫のギンガムチェック)各19.8cm×7.8cm
・b・h(白)各19.8cm×2.8cm

ピース
・c・e・g(白地に水色の小花柄)各5.8cm×5.4cm
・d・f(ベージュ)各5.8cm×5.4cm

裏布
・(紫のギンガムチェック)19.8cm×19.8cm
・バイアス布:(ベージュ・幅3.6cm)85cm

キルト芯(厚手)19.8cm×19.8cm、リボン(幅1.2cm)11cm、ペン型チャコ(消えるタイプ)、定規、縫い糸(生成り)、しつけ糸、ミシン糸(生成り)、まち針、縫い針、ミシン、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、厚紙幅2.8cm×20cm
「コースター」の2〜6を参照して、バイアス布(幅3.6cmにカット)と幅2.8cm×20cmの厚紙で、幅2cmのバイアステープを作る。

 

【作り方】
※単位はcm。

1.a、b、h、iの裏側の周囲の内側0.9cmにペン型チャコで線を引く。「ピースワークをする」の1〜11を参照して、aとb、iとh、ピースc〜gをそれぞれはぎ合わせる。

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2.1のはぎ合わせたパーツどうしを縫い合わせる。これが表布になる。表布の、表側の周囲内側0.9cmにペン型チャコででき上がり線を引く。表布、キルト芯、裏布を図のように重ね、裏布の上端中央(☆)にリボンを置き、ぐるりと1周しつけをかける。
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3.「コースター」の8〜17を参照して、布端をバイアステープで始末する。リボンを折り上げて縫いとめる。

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この作品は、2007年5月号『はんど&はあと』P22の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織

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