- 2014-6-23
- はんどカフェBlog, アイデア, 読み物
湿気が多いうえに気温が上昇して、生ゴミの臭いが気になりはじめるのも梅雨の時季ならでは。生ゴミの臭いは、微生物が増殖する際に出るガスが原因なのだとか。増殖に必要な水分と養分をカットし、温度を10度以下(微生物が活動しにくい温度)にして、微生物の増殖を抑えましょう。キッチンで今日から実践できる7つのポイントのほか、むいた野菜の皮を上手に捨てられる「チラシBOX」の作り方も合わせて紹介します。
重曹、お茶がら、ミントで臭いをカット
重曹は、スパイス入れなど、口に穴のあいた容器に入れて常備し、ゴミ袋の中にふりかけるか、空きびんに入れてゴミ箱の底に置きます。お茶がら(特に緑茶がおすすめ)は、水分をよくきるか、乾燥させてゴミ袋の中へ。ミントは、葉(ドライまたは生葉)を5~10枚ゴミ袋に入れるか、エッセンシャルオイルを数滴たらして。
冷蔵室または冷凍室に入れる
野菜クズなどを、保存容器や二重にしたビニール袋に入れるか、新聞紙で包んでビニール袋に入れるなどして、冷蔵室または冷凍室に入れて微生物の増殖を抑えます。抵抗がある人もいるかもしれませんが、生ゴミは、出てすぐなら食材と同じです。
酢またはエタノールを利用して
酢なら小さじ1~大さじ1程度、消毒用エタノールなら小さじ1程度を、生ゴミにふりかけます。また、水と混ぜ合わせ(酢1:水1~2 、または無水エタノール1:水2~3)、スプレー容器に入れて防臭・除菌スプレーを作っても。2 、3回スプレーすると、酢やエタノールが全体にいき渡るのでより効果的です。
※スプレーには、無水エタノールがなければ、消毒用エタノールを使用してもOK。
排水口の受け網を浅いタイプのものにする
排水口の受け網が、深いタイプのものだと、たまった野菜クズなどに余計な水分がついてしまいがち。浅いタイプの受け網に替えて、こまめに野菜クズなどを取り除きましょう。受け網は、ホームセンターなどで購入できます。
生ゴミの水分を、しっかり切ってからゴミ袋に捨てる
水きりネットなどの袋に入れた生ゴミは、水分をしっかりきってからゴミ袋に捨てましょう。ゴム
手袋をはめて手で絞るか、排水口の受け網を裏返した上にしばらく置いておくのがおすすめです。
油は、排水口に流さない
フライパンや皿に残った油は、調理用スクレイパーなどのへら状のもので取り除き、チラシBOX(下記参照)に入れるか、ウエス(ボロ布)や新聞紙で包んでから、ゴミ袋に捨てましょう。揚げ油は、市販の凝固剤を利用するか、新聞紙を詰めた牛乳パックに入れて封をしてから捨てましょう。
野菜は皮をむいてから洗う
皮をむく前に野菜を洗うと、皮に余計な水分がついてしまうことになります。皮をむいてから野菜を洗いましょう。むいた皮は、チラシBOX(下記参照)に入れると、チラシが水分を吸収してくれます。また、野菜の皮や茎などは、できるだけ調理に使って、食べるように心がけることも大切です。
チラシBOXの作り方
【作り方】
1.長方形の紙(チラシなど)を縦長に置き、まず横半分に折り(❶)、さらに縦半分に折る(❷)。
2.1の★の部分を開き、図のように★と☆が中央になるように折る。反対側も同様に折る。
3.中央の折り筋から、矢印のように、◇が右側に、◆が左側になるように折る。
4.上側の左右を、図の谷折り線で折る。
5.上端を、図の谷折り線で折る。
6.反対側も4、5と同様に折る。
※入れ口を開いて、☆が底中央になるように箱状に広げて使う。
この内容は、2010年6月号『はんど&はあと』P65の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
監修:毎田祥子