夏を涼しく過ごす、ダブルガーゼで作る2種類のストール

ストール_

暑くなったり寒くなったりと、気候が安定しない初夏から夏にかけて活躍するおしゃれアイテムがストール。真夏になると直射日光を遮ったり、クーラーの冷気から肌を守るためにもいつも持っておきたいですね。肌触りのいいダブルガーゼのストールなら、風通しもよくふんわりとした風合いで、涼しげな印象になります。お気に入りの柄のダブルガーゼを使って、ストールを手作りしてみましょう。今回は、フリンジをあしらったストールと、レーステープでふちどったリバーシブルの大判ストールの作り方を紹介します。

 

ダブルガーゼで作る「フリンジストール」の作り方

フリンジをあしらって、軽やかな印象に仕上げました。防寒になるのはもちろん、着こなしのアクセントとして、ふわりと巻いてみてください。

【材料道具】
・ダブルガーゼ(生成り地に水色と薄紫の花柄、スモークグリーン地に生成りの水玉)
各12cm×180cm、(モスグリーン×生成りのストライプ)12cm×180cmを2枚
ミシン、ミシン糸(生成り)、糸切りばさみ、まち針、定規、アイロン、アイロン台

【作り方】
※単位はcm。
1.花柄とストライプ1枚のダブルガーゼを中表(布の表側どうしを合わせる)にして縫い合わせ、アイロンで縫い代を割る。
※縫い合わせるときは、上下を端から8cm(フリンジ分)ずつ縫い残し、縫い残した部分の布端は、縫い代に続けて1cm折る。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
ストール
2.1の左右のそれぞれの端に、1と同様にして、図のように、水玉と残りのストライプのダブルガーゼを縫い合わせ、縫い代と布端を処理する。
ストール_2

 

3.2の左右の布端(★)どうしを、1と同様に縫い合わせて筒状にする。縫い代を割って表に返し、ストライプが中央、花柄と水玉が左右同寸になるように、アイロンで整える。
ストール_3

 

4.上下の端から8cm分の横糸を、手で引っぱって抜き、幅1cm分(☆)ずつ束ねてひと結びする。
ストール_4

 

 

 

ダブルガーゼで作る「大判ストール」の作り方

大判だから、使い方はいろいろです。そのままラフに首に巻きつけたり、三角形に折ってはおったり、ひざかけにしたり、と楽しんでみてください。

【材料道具】
・ダブルガーゼ・リバーシブルタイプ(紺のギンガムチェック) 120cm幅×122cm
・幅2cmのレーステープ・花形(白) 124cm ※3図参照。
ミシン、ミシン糸(白)、糸切りばさみ、まち針、定規、アイロン、アイロン台

【作り方】
※単位はcm。
※チェックの柄の大きい面を表側、小さい面を裏側として解説。
1.ダブルガーゼの上下の端を、1cm幅の三つ折りにして、縫う。
ストール_5

 

2.左右の端を、1cm 裏側に折って、縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
ストール_6

 

3.2で縫った辺(★)の一方の表側に、レーステープを
1.5cm重ねてのせ、縫いつける。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
ストール_5-06

 

 

夏の冷え対策

女性は男性に比べると体が冷えやすいと言われています。それは体温が少し低めで、熱を発生させる筋肉が少なく脂肪が多いからなのだそう。脂肪はなかなか温まらないため、一度冷えるとずっと体が冷えたままになってしまいます。だから、女性は特にできるだけ体を冷やさない工夫が必要なのです。節電意識の高い時勢とはいえ、夏のオフィスやカフェで冷房が強いと感じることも多いでしょう。そういうときは、首元、お腹、足首を冷やさないように気をつけるのがポイントです。やわらかな風合いのダブルガーゼのストールで、夏の冷えやすい体をやさしくケアしましょう。また冷え性の人は特に、夜にぬるめのお湯に浸かることが大切とも言われています。湯船にゆっくり浸かることで体の血液の循環をよくし、体の中で体温調節をする自律神経を整えます。暑い夏に体の冷えに悩む女性が増えています。ストールやお風呂習慣で、快適な毎日を過ごしてくださいね。

 

 

この作品は、2010年5月号『はんど&はあと』P51、54の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織http://www.panieraouvrage.com/

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