ひと目でシャツを選ぶ!シワにもならないシャツ収納ケースを作ろう

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春から夏にかけて活躍するブラウスやTシャツ類、きちんと片づいていますか?クローゼットの中がぐっちゃりしていて、毎朝着る服を選ぶのに時間がかかったり、気づいたらいつも同じ服を着ていたり…。季節の変わり目は、クローゼットを片づけるいいチャンスです。「このシャツ、去年も着なかった」という服は迷わずゴミ袋へ、「デザインがイマイチ気に入らないけれど、高かったし…」という服はすぐに古着屋さんへ持って行きましょう。最近は中古のブランド衣装を買い取ってくれるインターネットサービスもありますから、ぜひ活用してみてください。また着なくなった洋服を捨てるときには「なぜいらなくなったのか」を考えると、次に購入する際に同じ失敗を繰り返さないのだそうですよ。

着たい服がすぐに見つかるクローゼットをめざす

クローゼット収納では、「着たい服がすぐに見つかるように整理する」ということが大事だと言われています。クローゼットを開けたときに、すべての洋服が見渡せるのが理想です。ハンガーにかけるだけでももちろんOKですが、たたんで平面に収納するケースがあればTシャツ類もパッと目に入りますから、コーディネートアイデアも広がるはずです。そこで便利なのが、ここで紹介する「シャツ収納ケース」。シワを作らずブラウスをたためて、Tシャツも収納可能。仕切りの高さを調節すれば、帽子やハンドバッグなどの型崩れが気になるアイテムも片づけることができます。

 

シャツ収納ケースの作り方

【材料・道具】
・リネン地
(ベージュに白のストライプ)
側面:39cm×64cmを2枚、棚布:30cm×74cmを6枚、つるし布:31cm×105cm
・厚さ0.5cmのプラスチックダンボール26.5cm×34cmを6枚
※クラフト店で購入可能。なければ厚さ0.5cmのダンボールで代用してもOK。
・幅2.5cmの面ファスナー(アイロン接着タイプ)26cmを2組、5cmを4組
※商品によっては接着力が弱いものもあるので、その場合はミシンで縫いつける。アイロン接着タイプでないものを用意して、ミシンで縫いつけてもOK。
定規、アイロン、アイロン台、まち針、ミシン、ミシン糸(ベージュ)、糸切りばさみ、ペン型チャコ

【作り方】
※単位はcm。
1.側面を作る。
①側面2枚それぞれの左右を、裏側に1cm幅の三つ折りにして縫う。
②①のそれぞれの裏側に、図のように、棚布つけ位置の印をつける。
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2.棚布を作る。
①棚布6枚それぞれの上下を、裏側に1cm幅の三つ折りにして縫う。
名称未設定-2

②①をそれぞれ外表(布の表側を外側にする)に二つ折りにし、左右の端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。
③1枚に、図のように5cmの面ファスナー(ソフト面)をつける。
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3.つるし布を作る。
①つるし布の左右を、裏側に1cm幅の三つ折りにして縫う(1-①参照)。
②①の上下を、裏側に2.5cm幅の三つ折りにして縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。
③つるし布の表側と裏側に、図のように、26cmの面ファスナー(ソフト面とハード面)と5cmの面ファスナー(ハード面)をつける。
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4.側面と棚布を、縫い合わせる。
1の側面1枚の一番上の棚布つけ位置(♦ と♢)を、図のように三つ折りにする。2-③の面ファスナーをつけた棚布1枚を、面ファスナーをつけた側を下にして、はさんで縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。

②①のすぐ下の棚布つけ位置(●と◯)を図のように折り、わの向きを揃えて棚布1枚をはさんで縫う。同様にして(一番下は①と同様にして)、一番下の棚布つけ位置まで、側面と棚布を縫い合わせる。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。

③ 反対側も、①、②と同様に、側面と棚布を縫い合わせる。
名称未設定-5

 

5.つるし布をつける。
①棚布の布と布の間に、プラスチックダンボールを1枚ずつ入れる。
②一番上の棚布の下に、3のつるし布を、裏側を上にしてくぐらせる。つるし布中央の面ファスナー(ハード面)と棚布の面ファスナー(ソフト面)をとめる。
③クローゼットのポールに、図のように、つるし布の残りの面ファスナーのハード面とソフト面(▲と△、♥ と♡)をそれぞれとめて取りつける。
収納6_03

 
この作品は、2010年5月号『はんど&はあと』P12、14の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:坂井きよみhttp://manocafe.exblog.jp

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